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ピッチ・パーフェクトのbutasuのレビュー・感想・評価

ピッチ・パーフェクト(2012年製作の映画)
1.0
ごめんなさい自分には全く合いませんでした。

いくら何でもストーリーに魅力がなさすぎる。続編を想定してのことなのか知らないが、ほとんど投げっぱなしで雑なペラペラストーリー。仲違いや和解も薄っぺらく、全く心に響かない。

主演のアナ・ケンドリックはどう見ても大学の新入生には見えない。老け過ぎ。化粧が異様に濃く、それがまた逆効果。彼女が曲をミックスするのが好き、という設定がそこまで生きていなかった気もする。もっとマッシュアップ祭りにすれば良いのに。勿体無い。

そもそも、あまりアカペラの良さを引き出せていないようにも感じた。メインボーカルと伴奏、というのではなく、それこそマッシュアップして重ねて歌っていけばもっと面白いのに。メインの人以外は伴奏に徹するので、ハーモニーの良さもあまり楽しめない。というかこの映画、口パクじゃないか?それってどうなんだ?アカペラ大会ってライブ感が一番の売りじゃないの?どう考えてもマイク無しのコーラスがオンマイクのボーカルと同じボリュームなわけないし、映像と音声が合わなさ過ぎて冷める。あと手術の副作用で女性なのに低音が出るようになったって、馬鹿にしているのか?どのグループも見た目が違うだけで、アレンジの仕方が一緒で退屈だし。

登場人物達は比較的個性豊かではあるのだが、あまり好きになれない。程度は違えどみんな性格悪そうだし、何だかキャラクター設定がとても不自然だった。主人公を持ち上げるために周りを微妙にしているのでは、と勘ぐるほど。女性グループのリーダーは最悪すぎて、なんで皆がいつまでも従っているのか分からない。とっととやめれば良いのに。ゲロを吐くギャグは面白くないどころか普通にドン引きした。しかも2回もあって最悪。男性グループのリーダーも嫌い。というかあのグループ、特に最初はリーダーを筆頭にめっちゃオタクみたいなやつばっかりなのだが、あのグループがそんなに人気になるか?どう見てもダサくない?女性にキャーキャー言われるようにはとても見えない。オタクはお断りだ、的なことを言っているやつが一番オタクっぽくて、意味がわからなかった。ルームメイトの韓国人も扱いが中途半端だったなぁ。大会司会者の二人は下品で差別的で性格最悪で死ぬほど嫌い。

ラストステージは一番の見せ場のはずなのに、彼氏役の俳優ばっかり画面に映るから全然集中できなかった。邪魔。

やっぱりブルーノ・マーズのJust the way you areは良い曲だなぁ。
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