kuu

ピッチ・パーフェクトのkuuのレビュー・感想・評価

ピッチ・パーフェクト(2012年製作の映画)
3.8
『ピッチ・パーフェクト』
原題Pitch Perfect.
映倫区分G.
製作年2012年。上映時間112分。

個性豊かなガールズアカペラ部のメンバーたちが織りなす友情やプライド、成長を描いたアメリカンガールズムービー。
ブロードウェイミュージカルで舞台を踏んだ経験をもち『イントゥ・ザ・ウッズ』といったミュージカル映画への出演するアナ・ケンドリックが主人公ベッカ役で主演。
ケンドリックが劇中でカップを楽器代わりに演奏し、歌うシーンが評判を呼び、ファン動画が作られるなど全米で人気を博した。
共演に『ロマンティックじゃない?』のレベル・ウィルソンほか。

今作品は言葉や音符だけではなく、音楽もピッチが合っていて(素人としては)、ほぼ完璧なリミックス・ミュージカルやと思うました。
バックスの『No Diggity』から、
シンプル・マインズの『Don't You Forget About Me』まで、
今作品を見ればアカペラで歌って踊りたくなるけどリズム感ない小生は観てるだけにしといた。
原作は、ミッキー・ラプキンの同名の著書『Pitch Perfect: The Quest for Collegiate A Cappella Glory』です。このストーリーラインは予測可能かもしれませんが、笑みがこぼれるのは間違いないんじゃないかな。
ドラマ『Glee』と『チアーズ! - Bring it On』の中間みたいな、陽気でアップビートなコメディでした。

ベカ(アナ・ケンドリック)は、無口で皮肉屋、ウィットに富んだ女子。
父ちゃから教育を受けるように迫られてバーデン大学に入学。
成績にこだわらず、音楽が大好きな彼女。
大学在学中、彼女はアカペラグループ(The Bella's)に参加し、全米アカペラ選手権へのカムバックに貢献しようとする。

エース・オブ・ベースの『The Sign』の曲調を自分のオリジナル曲である『Cups』に変えてみせる。
(余談ながら、ベカがオーディションで披露した『Cups (Miss Me When I'm Gone)』は、コップを使った子どものリズムパーカッションゲームと、1920年代後半から1930年代前半に作られた歌を組み合わせたモノ。A.P.カーターが作曲して、彼の代表的なフォーク・カントリーグループであるカーター・ファミリーが最初に録音した 『When I'm Gone』です。
この曲とゲームは、2009年に英国のグループのLulu and the Lampshadesによって初めて組み合わせられ、アナ・ケンドリックはこのバージョンを聞いて、オーディションのシーンに取り入れることにした。 
米国では、この曲がシングルとして発売される前に、2013年1月12日までの週のBillboard Hot 100で93位でデビューした。)
彼女がリミックスするのは音楽だけではなく、ライバルであるザ・トレンブレマーズのリード・シンガー、ジェシー(スカイラー・アスティン)と。。。
彼はべかに興味を持ってもらうために、いちゃついたり、からかったり、一緒にいたりと、あらゆることをする。
両グループが全国大会に向けて準備を進める中、ファット・エイミー(レベル・ウィルソン)は陽気なキャラを演じてた、益々好きになる。
彼女は笑い上戸で、自分の外見に関わらず自信のなさを感じさせません。
笑いのツボを押さえた。
作中の数々の名場面は、恥ずかしさと達成感の両方の感情をかきたててくれ共感できた。
ミュージカル・ナンバーは非常によくできてて、キャストは一音一音が輝いてる。
コンテストの最終ラウンドじゃ振り付けられた動きとともに音楽の才能を披露してる。
ブルーノ・マーズの『Just The Way You Are』と
シンプル・マインズの『Don't You Forget About Me』(メチャクチャよかった。)
🆚
シーロー・グリーンの『Bright Lights, Bigger City』と
B.o.B ft. Rivers Cuomo『Magic』。

結果には納得出来ひんけど😊、フィナーレでは彼らと一緒に大声でベルトを鳴らしたくなった。
今作品は、ユーモアに溢れているだけじゃなく、昔ながらの音楽を新しい時代のビートに乗せて、見事にアレンジしていて10年近く前の作品ながら色褪せてなかった。
kuu

kuu