こぅ

ピッチ・パーフェクトのこぅのレビュー・感想・評価

ピッチ・パーフェクト(2012年製作の映画)
3.9
ジェイソン・ムーア監督による大ヒット3部作の
第1弾で、【アカペラ学園ガールズムービー】。

音楽業界での成功を目指していたベッカ(アナ・ケンドリック)は、入学した大学で、ひょんなことから伝統の女子アカペラ部〈バーデン・ベラズ〉に入部。最初は乗れなかったが、風変わりなメンバー達(スカイラー・アスティン 他)と活動しているうちに楽しく、やり甲斐を見出していく。競争が激しい大学アカペラ界の中、女子アカペラ部の頂点を目指す…。

冒頭ステージシークエンスから意表をついて飛び出した◯◯。それには苦笑。しかもそのネタを結構引っ張り、終盤の結束シークエンスにまで及んでまた苦笑。〈下ネタ〉が控えめなのは下品になっていない。

脚本は、テンポ良く緩急も有り【安心ベタな王道ストーリー】とも言うべきで、彼女らが栄光を掴むまで障害や軽いどんでん返し(予想通り)⁈も用意されている。
男無しメンバーで男に勝つエピソードが上手い。
邦画で言うと、ちはやふる、スウィングガールズ にあたる青春エンタメ。

目当てのアナケンを目で追うが、周りのキャラも中々個性的で楽しい。

タイトルのピッチ…がグループ名になるのかと思っていた。

中盤の歌バトルも良かったが、ラストステージでのパフォーマンスは、宿敵、トレブルメーカーズをも上回る圧巻ステージでスカッと感動した。
本作だけでも完結しているが、本作の焼き直しにならぬようヒネリの効いた続編を期待したい。
こぅ

こぅ