Tk

タイピスト!のTkのネタバレレビュー・内容・結末

タイピスト!(2012年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

(3.8)
No.216

2022.10.4(No.66)
再見。初見のときも思いましたが、色味がとても華やかで、さすが50〜60年代感があって、その時代の音楽や服装とか好きなので観ていてとても楽しかったです。
ローズ役のデボラが本当にキュートで、見ていて目の保養でした。そしてタイプライターの音とかレトロで好きですし、個人的にはタイプするのが好きなので、このタイプすることに命かけてる感結構好きです。観ていて一緒になって興奮してしまいました。私もこの時代にこんなタイプの試合があったらやりたくなりそう、なんて。笑

ローズは田舎から出てきて都会に仕事を探しに来ている女性ですが、秘書という仕事が憧れの職業で、たくさんの女性が受けに来ているのが時代を感じます。そしてルイにバカにされながらも仕事を勝ち取りますが、仕事でなくタイプの大会に出るために仕事をさせるというその感じはちょっとかわいそうなんですが、しかし才能とはどこで開花するかはわかりませんし、ローズのタイプの早さは見ていて爽快です。コーチのルイは、ローズに惹かれていることも気づかず、気づけば逃げ出す男ですが、ラストはちゃんとハッピーエンドなのでOKです。個人的にフランス映画は分かりづらいものが多い気がしていますが、この作品は恋愛映画としても割とわかりやすい作品で長さもちょうどよく好きです。そして父と娘のわだかまりもありますが、最後はラジオの前で応援している父親の姿が、この時代の女性への偏見や固定概念などを変えたように見えるかなぁと私は思います。この後きっとローズと父親は仲良くなっていると思います。
この作品は好みが分かれそうですが、私は好きですね。また観返そうと思います!

再見next:終わりで始まりの4日間
Tk

Tk