このレビューはネタバレを含みます
決勝の敵の性格が2人とも無駄に悪い(タイプに人生を賭けてる人のやることじゃなくない?)のとか、主人公がタイプに向ける動機や熱意があまり真剣なものでないように見えるのとか、登場人物の感情が追いづらく気がついたらヌルッとラブストーリーにすり替わってるところとか、タイプライター故障してるのに世界記録出ちゃうところが「?」という感じなところとか、結果出る前に壇上でキスするところとか、気に食わないところが大量にあります……
タイプライターの早打ち競技を題材に選んだのは素晴らしいと思います。タイプ音の心地よさが映えるのは勿論のこと、競技のマイナーっぷり、シンプルさ、ストイックさがどれも良いです、最高。
ただその分もう少し競技性自体にスポットを当てて欲しかったですね ピアノをやったり走り込みをしたりしてる特訓とか見せられても、え〜?タイプってそういうもんなの?という気しかしないですし……あとやっぱり主人公が嫌々やらされてる感が最後まで抜けないのがキツかったです。タイプやってる人にしか見えない世界の美しさとか、そういうの見せて欲しかったよ
なんか全体的に歯痒くて惜しかったです!残念。熱いの期待しすぎたかな……