bowcat

危険なプロットのbowcatのレビュー・感想・評価

危険なプロット(2012年製作の映画)
4.5
素晴らしく良い❗️
オゾン監督の個人的Bestかも
文学を教える教授が
生徒の書いた小説にのめり込む
観ているこちらまでのめり込む
何と何がフィクションで
どこからがリアルなのか…

始まりは宿題の作文だった
どうでもいい文章の中に
ひとつだけ才能を感じさせるものが
それがクロードの宿題だった
クラスメイトのラファに数学を教えるため
彼の家へ行き、そこでの出来事を綴った作品
物語はどうなって行くのかと思う間もなく
つづく、と書かれて終わった
次の宿題でクロードは、その続きを書いてきた
彼の物語に魅力を感じたジェルマンは
クロードを居残させ、力添えをしようとする
クロードはジェルマンとの力関係を
駆け引きして楽しんでいるかのよう
そう、どこか大人びていた
クロードのエルンスト・ウンハウアーが
とても魅力的だ

そして、その小説はラストを迎える
しかし、それは新しい小説の始まりでもあった

心に棲みつく寄生虫のように
知らないうちに入り込まれる🪱
まさにサスペンス
bowcat

bowcat