このレビューはネタバレを含みます
ラストシーン
ママが探し求めていた実子の亡骸をアナベルから受け取り
これで姉妹も救われ、ハッピーエンド
並の監督ならそうしますよ
ハッピーエンドの方が世間には支持されますからね。
でもそこはITの監督のアンディ
そしてギレルモ大先生!
ママは実子の亡骸ぶん投げます笑笑
このシーンはまじでびびった笑笑
そして姉妹ともお持ち帰りしようとします
しかしそこで母性に目覚めたアナベル姉さんが姉の服の紐をひっぱりなんとか食い止めます
この引っ張るというのも作品のキーワードで何度も何度も引っ張る描写でてきます。
きっとこれは
・叔母さん(後に死亡)と親権を争いあうこと
・ママとアナベルたちの姉妹の奪い合い
・子供達がママからアナベルへと愛情の対象が移っていくことへのママの嫉妬
このへんのことを現しているのでしょうね
妹はママと逝く道を選びバッドエンド
しかしオープニングクレジットの際の絵に注目。
妹は狂犬病にかかっており、すでに死ぬ運命であることがなんとここで示されております!!!!!
つまり死ぬ運命の妹とあの世?の存在であるママが一緒の世界へ旅立つことは見方を変えれば幸せなことかもしれません。もはや育ての親はママですからね。
最後蝶になったと思わせる演出もありましたしね
ただ実子は1人なのに、ママは姉妹2人ともお持ち帰りしようとするのはちと強欲すぎん?笑
まあちゃんと姉に自分で道を選ばせてあげたから鬼ではないかー笑
まあとりあえずホラー好きとしてはアナベルって名前にも反応しちゃいますね笑笑