このレビューはネタバレを含みます
短編の動画の方を見てたら、なんとそれが長編映画化されてたなんて情報があるじゃあないですか〜。
出来のいい短編を長編にしてよかったためしなんかあるか…?
(→ありました。「セッション」)
と不安はあったけど、見て見ました。
あの短編をこんなストーリーにするのか〜!ってかなり感心しました!
なんかもっと平凡で単純なやつ想像してたんで、こんな、ちょっぴり泣けて母性愛溢れるホラーになるとは〜!って感じ。
おじさんが姪たち(育てるのに難あり)にあこまで執着するのはよくわかんないけど、それも含めて愛のある話だなぁ。
一見、人様の家の両親の結婚記念パーティに参加してその家族をずたずたに惨殺しそうな感じに見えるパンクなチャンネーが、この映画ではめちゃくちゃいい奴でホロリときました。
姉妹と少しずつ心通わせるシーンなんか、あれ、わたしアンビリーバボーの後半の話でも見てるんかね?という気持ちに。
ラストは悲しいけども、MAMAもちょっと救われてよかったなぁなんておもったり。
MAMAがいなかったらそもそも姉妹とも死んでたわけだしねぇ。
MAMAも、赤ん坊の骸骨で納得しかけたけど、赤ん坊のときに死んだ子供より数年間育てた子供達のほうに愛があるに決まってるもんね。
そう考えるとあのラストは納得。
お姉ちゃんは巣立って、より赤ちゃんから育てられた妹はMAMAと共に飛び立った(物理)。
悲しいけどハッピーエンドだわ。
巨大な蛾は全く受け入れられないけど、美しいホラー映画でした。