再鑑賞。
障害者のふりをした健常者を使わず、当事者たちを起用しているという点においてはグレイテストショーマンなんかよりずっと素晴らしいと思う。各々の人たちの特徴が光ってたのと、余計な演出一切無しのスピーディーなテンポ運びが気持ちよかった。
ただ「掟」で復讐するってくだりが何もかもだめなんだよなあ。その時点で差別感情がモロに見えている。襲いかかる場面の表現とかも悪意を感じるし、復讐の仕方も動機も悪意を感じる。そこが本当にだめなんだよなあ……障害者のグループの中にある「掟」に基づいて、ではなく、ハンスとハンスの扱いに憤った仲間たちが結託してという流れだったらまだ良かったのかもしれない。その他にも問題は山積みだけど…
1930年代の作品としては進んでるのかそれなりなのかわからんくなる作品。役者のこと以外はなにもかもだめか………