dita

フリークス(怪物團/神の子ら)のditaのレビュー・感想・評価

4.0
奇想天外映画祭を全部観るという目標を立てるも、いつ関西に来るのかどの劇場で掛かるのかがまだ全然わからず悶々としており、やっぱり待ちきれないぜということでアマゾンプライムにて。話自体は王道で、単純に面白い。にしても皆さん芸達者でびっくり。手で歩く人めっちゃ速い。

違う映画と比べるのはあまり好きではないけれど、グレイテストショーマンがもやもやした理由が少しわかった気がした。ショーマンと今作、どちらも同じ空間にいるフリークスと非フリークス(この書き方もどうかと思うけど)が描かれている。吉本新喜劇やドリフのセット風に言えば、両者はお互いの空間を行き来するけれど、ショーマンは2階建ての家を客席から見ていて、今作は長屋を客席から見ている気になった。

どちらもThis is meなことには違いないけれど、ショーマンの製作者はフリークスたちが2階に上がってくるのを拒むことはなくても、自分たちは2階に住んでいるという自負がある気がした。翻って今作は、長屋なのでどっちが上とか下とかはなくて、みんな自分の空間で好き放題自由に住んでいて、仲の良い人もいればこっち来んな、な人たちもいる、みたいな。全然伝わらない例えで申し訳ない。

怪物が怪物になることもあるし、怪物じゃない人が怪物になることもあるし、怪物じゃない人が怪物じゃないままのこともある。結局人は個であり、どうしたって自分と違うものに対して「違う」と感じるのは仕方ないと思う。そこに優劣をつけるから差別になるわけで、「違うのか、そうか」が当たり前になればいい。

にしても、マッチョさんはいつの時代もマッチョさんなキャラなのね…ロック様はやっぱり偉大だ。