フリークス(怪物團/神の子ら)の作品情報・感想・評価

「フリークス(怪物團/神の子ら)」に投稿された感想・評価

くろち

くろちの感想・評価

3.0

このレビューはネタバレを含みます

イギリスで30年間上映禁止だった映画と聞いたら見ないわけにはいかない…!
実際に演じてるのは本当に障害者の方たちだそうで。
白黒映画を初めて見たかもしれない。

ストーリーはどんどん進んでいって、健常者のクレオパトラとその恋人にみんなで復讐するというラスト。
嵐の中這いながら迫ってくるあの映像が怖すぎるのなんのって…
最後のクレオパトラの姿がなんとも衝撃的すぎて…あわわわ😨
もうどうなってんのあれは…鳥??
どうやって鳥にしたんや…

今の時代の映画やったら、フリークスと言われる人達を守ったり庇ったりと感動的な映画にするんやろうけどこれは…健常者も障害者のどちらも恐ろしい。。

浮気と結婚詐欺と毒殺はやめましょう。

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ミーティング後にいつもADちゃんと2人でよく話するんやけど、最近映画話で盛り上がってて☺️
その時にこの映画を教えてもらった!
ほんますごいのオススメしてきたな(笑)
うちも見てほしいホラーとサメ映画はバッチリと教えておいたぜ😏
教え合うのって世界広がるから嬉しい✨

あっ髪の毛がサクラ色になりました〜🌸
まだまだうちはピンクブーム!
髪の毛は死んでおります〜〜
FFのライトニングって言われた(笑)

このレビューはネタバレを含みます

身体障害者本人達が多数出演する1932年の問題作。
障害者達の復讐劇というストーリーはちゃんとあるが今回そこには触れん。
(ストーリーは現代でも手を変え品を変え繰り返されてる普遍的なテーマ)

今回触れたいのは何故こんな80年以上前に作られた映画がいまだに需要があるのかって事。
身も蓋もない言い方をすれば「本物の障害者が見れる」という事だと思う。
差別的とか思われそうだが根本はここだと感じる。

監督であるトッド・ブラウニングの作品のレビューを一通り見たが今作と『魔神ドラキュラ』を除いて軒並みレビュー数は一桁とか0。
このフリークスを撮っていなければ現在では忘れられた存在になっていた可能性は大であろう。
(ちなみにこの監督はフリークスで様々な非難を受け事実上今作で監督生命が途絶えたらしい)

では何故トッド・ブラウニング作品で今作だけが現在まで見続けられるのか?というと前途したように「本物の障害者が見れる」に尽きると思うんだよね(絶対今じゃ実現不可能だし)
げんに私も観た動機はこれだから。

これは悪趣味とかそういう話ではなく人が持つ欲なき好奇心がそうさせるのだと思う。
元々映画の成り立ち自体が“今まで見た事のないような物を作って人々を驚かせたい”という事が根幹にあるし、観客も“見た事のない物を見て驚きたい”という欲求がある。
この両者の心理はエンターテイメントの本質からすると至極真っ当な事であり正しい姿勢だと思ってる。
だからその意味ではこの作品ほどプリミティブな衝動が詰まったまさに映画らしい映画はないんじゃないかと思うんですよ。

トッド・ブラウニングはこの作品で監督生命は奪われたかもしれないけど、80年以上経った今でもこうして見続けられているのだから映画監督として監督冥利に尽きるんじゃないかな。
だって今ヒットしてる映画でも80年後も見続けられ語られる作品なんて、そういくつもあるわけじゃないと思うからね。
心がざわざわした。
ミモ

ミモの感想・評価

3.4
芸術性★★☆
エンターテイメント性★★☆
好み★☆☆

なかなか衝撃的な作品。白黒だが、短いし退屈せずに最後まで見れる。ダイバーシティを言われている現代でも、ここまできちんと障害者を描いた作品はない(かなり差別のある時代の描き方ではあるが)
劇団四季のノートルダムのメッセージを思い出した。「どちらが怪物か」健常者の中にも悪魔のような人はいるし、障害者があるから純粋無垢なわけではない。どちらが善でも悪でもない。最後の戦いは恐ろしくもあり、悲しかった。
彼らをあのように嘲笑ってはいけない。けれども、今でも障害をもった人はたくさんいる。そのことに目を背けてはならない。
ア

アの感想・評価

3.5
普通に面白い映画だった
Mina

Minaの感想・評価

3.0
1932年という時代だからこそなのか、ものすごい映画だった。サーカス(見世物小屋)を舞台に、本物の小人症患者や結合双生児などなどをキャストに迎えたというパンチ力。彼らは被差別者であることに間違いはないけど、この映画において全くの被害者ではない、というストーリーが効いてた。DVDからカットされたという30分のシーンは観たいような観たくないような。

TSUTAYAに置いてあったのにちょっとビビる。マニアック過ぎ、、。
Amazon Primeの表記に ゛ホラー゛とあったので、物珍しそうな古いホラーなのかと思い、割と軽い気持ちで観てみた。

これはホラーではない。
ホラー というか…なんというか…ドキュメンタリーに近いものがある。

私は特に気分悪くなったりしなかったけど、感想を見ているとチラホラ元気な時に見た方がいいとの声があって少しびっくりした。

この作品を観ていて驚きだったのは、実際に演技されてる方自身が 本当に体に障害を持った人で、当時は生計を立てるのにこんな風に見世物芸人として働いていたという生々しい事実だった。

グレイテスト・ショーマンで見た煌びやかな世界を全否定したくなるほど、現実を見せられた。背景を調べて知った後にこの作品をまた思い出すと、どれだけ凄い映画だったのかを実感する事となる。

見ていて一番驚いたのは 上半身だけで 軽快に走り回れる方(ジョニー・エック)だった。この身体能力はどこから来てるんだろうと気になりながらも、彼には不思議な魅力があって、出てくる度に嬉しい気持ちになった。確実にあの中でムードメーカーな感じがしたし、人気もあった事と思う。

今では有り得ない、昔だから出来た発想が詰まったような現実的な映画で、呼称も虐げて蔑んでいるのが分かる呼び方を平気でしているし、馬鹿にする言葉、笑い声、表では愛想良く振る舞い 陰では笑って面白がる健常者の醜さったらなかった。

その中でも クレオパトラという女が典型的な嫌な女過ぎて、高笑いどころか下品過ぎる図太い笑い方にドン引きを超えて怒りまでも湧いてきたが、最後の最後で 自分が見下して馬鹿にしてきた存在の気持ちを実際に知る事となり…スカッとしたと同時に恐ろしさも感じた。

当初の試写会などで 残酷過ぎてカットされて30分があるとされているが、そのシーンはどうやらクレオパトラを懲らしめる行動にあったようで、少し見てみたい気もしたが、映像としては無いようなので幻のエンディングになってしまったようだ。

悪女クレオパトラの行いが成敗される瞬間はそこら辺のスプラッタ映画よりもおぞましいのだろうけど、きっとカットされた背景には 見世物にされている身体障害者達がそれを行う事の衝撃さも含めてカットに至ったのだろうなと想像がついた。


冒頭で見世物小屋の人間を紹介するおじさんも言っていた事だが、、、

これはあなた方にも起こり得た事です
彼らも 望んでこうして生まれてきたわけじゃない

これが ぐっさり心に突き刺さりました。


自分とは違う奇形児を見た瞬間に、異質と受け止めて 面白がるのが愚かな人の常。

誰もが 自分の中に潜む 怪訝な目をして凝視しそうなそんな醜い気持ちと、ああ自分はそうならなくてよかったという優越感などを見透かされるような気がして、怖くもなった。

それでも 最後の最後にハッと気付かされる事実への怖さ。本当に誰の身にも起こり得る事だと……。

皆で結託して クレオパトラを懲らしめようとするシーンが凄く好きでした。(カットされた部分を聞いたら怖くなったけど)

白黒映画で退屈するかと思いきや、気付いたら口をぽかんと開けたまま見入ってました。

身体障害者が活躍するなら良いのだけど、見世物にするという文化が消えて良かった。(まだ根強い地域もあるかもしれないが…。)

普通とは何か…
本当の醜さとは…
人間の本質に気付かされたとても意味のある貴重な幻の作品でした。

🌚2019年84本目🌚
やっとレンタル鑑賞。

う~む…。
スゴい映画。

たった一時間の映画だが、観終わった後なんだかドッと疲れた…。

残酷シーンを30分程編集で削られてるらしいが、ノーカット版があったとしても 観るのに相当のエネルギーが必要そう…。

恐るべしフリークの掟。
本物の映画だよね。
90年前の映画とは思えない程、よく出来ていると思った。
グレイテストショーマンで感動した人々の口に怪物園を突っ込もう
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