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スティーブ・ジョブズのKのレビュー・感想・評価

スティーブ・ジョブズ(2013年製作の映画)
3.6
10年以上にわたって業績を拡大し続けてきたアップル社が2016年に入ってから不振に陥り業界では先行きが不安視されつつも、スティーブ・ジョブズは革新と創造の象徴的人物として今後も語り継がれることでしょう。

少し前にジョブズの伝記を読みましたが、本作は彼の半生のうち、特に印象深かったシーンにフォーカスを当てたストーリーとなっている。

「人々が求めるものの深層心理を理解して、新しい技術を開発しながら世の中をデザイン(創造)する」、今流行りのデザイン思考は、まさにジョブズが体現していたアプローチ方法。

当時からすればあまりに未来を見過ぎていて、チェアマンのおっさんたちには理解ができない未来を描き続け、クレイジーだと思われながらも時代を変えたジョブズ。偉大です。

しかし、天才とクソ野郎は紙一重というのもまた彼が体現している。

周りの人に見放される時もありながら、時代を変えるというその孤独に勝る彼の一大野心こそが原動力だったのでしょう。そこまで貫ける野心、実現する実行力はやっぱりすごい。
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