Jaya

ザ・レッド・チャペルのJayaのネタバレレビュー・内容・結末

ザ・レッド・チャペル(2009年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

興行師と化した監督マッツが韓国系の駆け出しコメディアンコンビを連れて北朝鮮へ行く珍道中。「ワンダーウォール」て何かと思ったらoasisのやつ。何でそんなに歌いたがったんだ…?

ヤコブは脳性まひだから向こうは何言ってるか分からないだろうなんて言ってますが、英語は聞き取れるくらいなんだから何だかおかしな話。
実にあざとい人選ですし、シモンが霞みまくってるのも何だかなあとは思うのですが、そもそもそのドラマ性と彼の人格があればこその映画。

マッツ自身はかなり明け透けにその場での心情らしきものを吐露している一方で、人民へのシンパシーなんという大嘘も平気で混ぜるので、話の真偽がよく分からなくなります。フッテージにも見えるような編集ももしや意図的なものでは?

殆ど表に出ないクルーの存在も、かなり狡いものを感じましたが、その胡散臭さが、クルーの持つカメラとマッツの編集によって描かれるところの北朝鮮人民の胡散臭さとの相乗効果を生んでいたような。

何だかんだで、終わってみればヤコブの存在感がグッと心に残ってしまうという、してやられたような作品でした。