Agigon

ザ・レッド・チャペルのAgigonのネタバレレビュー・内容・結末

ザ・レッド・チャペル(2009年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

(あらすじ)
ブリュガーは知られざる北朝鮮の人々の素顔を暴くため、異文化交流と称し舞台公演の許可を得るのに成功。韓国系デンマーク人で、脳性麻痺を持つヤコブと軽いノリのシモンの2人のコメディアンと共に北朝鮮へ向かう。熱烈な歓迎を受ける一方で、彼らの行動にはいつも母のように接する案内役の女性によって監視され、公演の本番までの間、北朝鮮側の意図によって2人のコントは何度も修正されてしまう。笑顔で接しながらも、ブリュガーと2人のコメディアンに、見えない重圧をかけてくる。そんな中体調を崩したシモンを残し、ヤコブとブリュガーは金日成広場での軍事パレードに強制的に参加させられてしまう。
軍事パレードの圧倒的な威圧感にブリュガーも恐れる中、ヤコブだけが金一族により独裁政権が誕生したその聖地で、一人反旗を翻すのだった…。
この作品は、類稀な感性とダークなユーモアで、独裁国家・北朝鮮のリアルさを描いた問題作となっている。(あらすじはパンフレット参照)


感想
あの国に、この作品を作るために、よく行けたな〜。正直な感想です。命を張った「モニタリング」。さぞかし緊張したことだろう…。と思ったのだけど、異文化交流としてコメディーを披露するシーンはあまりにも面白くなかった。突飛で内容も伝わりにくい上、脳性麻痺のヤコブが話す言葉が聞き取りずらい。
しかし、聞き取りずらいのは幸いして、案内役の女性には、ヤコブが毒を吐く言葉を拾われず済んだ。見ていても、本当に伝わってないかが、心配になるほど、毒を吐いていた😱
その都度ブリュガーはヤコブが言っている言葉を全く違った言葉で北朝鮮側に伝えているところが、苦笑してしまった😅
この作品は、ベールに包まれた北朝鮮の素顔を伝える為に撮った作品ということだったけど、そんなに深い所まで描ききっていたかな〜と疑問。国民の現状などは言葉だけで伝えられ、現実の姿など映されていない。私たちが日頃テレビで見る北朝鮮の上部だけが、映されているのと同じように思えた。色々な理由で上映できず、カットした部分もあるかもしれない。でも、本当のところその部分を一番知りたかったのも事実。なので私にとっては面白みは感じることは出来なかったけど、こんなドキュメントを撮った監督の度胸には感服する。