harema25

親密さのharema25のネタバレレビュー・内容・結末

親密さ(2012年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

対話か…

対話だな

確かに…

全て

対話だ。

🎬✨


決定的に

濱口監督の  

凄さを知った


🎬✨

また
電車から始まる

想像力を運ぶ
電車🚃


🛤


始まりの
自主制作感の
気恥ずかしさを
じっと我慢して

付き合っていくうちに
徐々に
引き込まれながら
突き放しながら
油断して距離を置いて眺めていたら
深淵までグイッと
連れて行かれる感じは
『偶然と想像』の2話目のアノ感じかも。

4時間に渡る

濱口監督の
いや
濱口教授の

講義。

👨‍🏫

🎬✨


観れてよかった

聴けてよかった

開けられた
タイムカプセル。

言葉が時を超えて運ばれてきた。

想像を促す

共感を呼ぶ。

深く
やわらかいところで
共振し
共鳴する

響き合う

映像が
記憶を呼び覚ます。



けど

正直

編集してほしい。

心動いた言葉と景色と音楽を
切り取って
繋げたい。

何を見せられてるんだ?
といいたくなるような
『偶然と想像』のタクシーの中の
女子の恋バナみたいな会話の
我慢大会✂️

長すぎ💥

🎬✨

繋がっている

    境界がとけていく





文学

哲学

美学

演劇

映画での記録。

      実験🧪🧫



心が動いた全ての
話と詩を文章で

確認したい。


夜から夜明けへ
明け渡される
多摩川を渡る橋の
空と空気と
繋いだ手。

想像力を運ぶ言葉。



もどかしさと
分かろうとする努力
正確に伝えたい
自分への誠実と
側にいて
イヤじゃない存在と
手から伝わる心の温度と
興奮と
瞬間をとどめたい衝動と
空の美しさと
刻々としらんで
シラケていく焦りと
朝の清浄な
空気の冷たさと
伝えあう熱。
確かめあう確かで不確かな感情…

電車で渡っていた多摩川を
歩いて近づいてアップになった
橋のカッコよさに
ハッとした

東京から神奈川へ入った瞬間の
気の緩みを思い出した

川の先の
川崎の

あと2時間か…🕚

と時計を見たら


なるほど。



 映画の中で劇が…
 始まる。
 
 作品の中の作品を
 観せられる。

『ドライブマイカー』に繋がる…

身動きが取れず
ただ
劇中劇を
映画の中の観客と共に
息をのんで
見守った。


家族は交錯し
血のつながりも超えた親しみ
彼女の告白が
自分らしく生きる勇気と
魂のレベルでは
性差などなく
川が
海へと繋がっているような
意識レベルの深遠

別れがお互いを否定しても
肯定する存在と出会えれば
どちらも悪くないんじゃないと
いうレベルの解放の開放

こんなに長い時間いる?
とツッコミあきれながらも

丁寧に紡がれる言葉に
聴き取れない呟きに

耳をこらした

付き合えるか
付き合えないかの世界

投げ出したくなりながらも

この世界に正面から向き合い
解き明かそうとし
人が演技を通して
体験し
表出する
めんどくさいやり方で
辛抱強く撮られた時間を労力を想う

演劇空間の
濃密さ


記録された
人間の
精神の
営み。

丸裸にされた
魂。





畏れ入った。


魂と
愛と
カラダと

暴力。



depth

深さに

驚いた。


本質に迫る
勇気。



いい。

よかった。

👏

ラストの電車が並走するシーン
イッチャッテル…
カラダは触れ合わなくても
深く
親密な交流

音楽がまた

いい。


映像と音楽に
濱口監督の美学を感じた


勝手に



言葉を尽くして

真に迫った

生身の人間を通した

生々しさが痛々しく

炙り出された魂の正体に…

暴力の問いの答えに

部族の少年の心の変化に

震えた。



スキな人と繋いだ手の

     
  【親密さ】


  〈親しくて深い関係〉


やっぱり

孤独は大きな海に
繋がってんだな〜と

私と他者

深いところでは

同じ

という講義⁈


今まで観た濱口作品で
一番驚いた

内なる奥の深い処に
響いた

【魂の海】

PASSION の次に
度肝を抜かれた

暴力の授業の
答えが
吐き出されていた

正解はないにせよ

忍耐が必要だったけど

吹き飛ぶくらい
いつくかの
いつくもの
答えが

あった。

ワカラナイ世界で
生きて
わかろうとする
真善美を希求する
世界観に

繋がってる意識を
感じた。

萩上監督の
見つけたもののシェアのように

濱口監督も
今泉監督も
坂本教授も

研究結果の発表であり
シェアで
菌類のように
深いところで繋がってる
人類の意識の成長を促す
記録

なのかな〜と

テレンスマリック教授の
講義もまた

受けたくなった

濱口監督のインタビューの後編
いつあるんだろ

コレはさすがに
家で
かじりついたり
ねっ転がりながらしないと
観てらんないな〜

電車🚃と
空はスクリーンで観たかったけど。
橋も。

想いも乗せて走る電車

言葉から広がる想像
想像を言葉に還元


『ドライブマイカー』で
チェーホフにヤラレたように

ココでも
詩の言葉にヤラレたんだと
自覚した
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