Tatsu

親密さのTatsuのレビュー・感想・評価

親密さ(2012年製作の映画)
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4時間という尺は長すぎもせず短すぎもせず、かと言って丁度よくもない。ぶっちゃけ見てる最中映画の「尺」が消失し、その時間は純粋にその場面のリアルタイムとして存在する。当然登場人物たちはもれなく全員「生」を与えられたものとして存在する。演劇は並列に並ぶ2人が切り返しによって映像として向き合わざる終えなくなる。その両方に配置されているカメラを躊躇なく見せるところも痺れる。電車のラストは思わず「凄い」と声を出してしまう。ソーシャルディスタンス禍のラブストーリーは本当は濱口竜介に撮って欲しい。
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