むらむら

パニック・マーケット3Dのむらむらのレビュー・感想・評価

パニック・マーケット3D(2012年製作の映画)
5.0
タイトル通り、スーパーマーケットが舞台のサメ映画。人喰鮫がウヨウヨするスーパーマーケットから脱出する、という設定のパニックもの。表紙の絵面からB級感炸裂。どうでもいいけど「コミック・マーケット」と語呂が似てる。

どこをどうしたらこんな有り得ない設定を考えつくのかよく分からない。スーパーマーケットと言えばゾンビとか宗教ババアが大活躍する定番の場所なのだが、そこに敢えてサメを投入する、ってかなり無理があるような気が……。

津波が来てスーパーマーケットが浸水。人々がそこに取り残される。主人公の一人に気弱なオタクがいたり、非番の警官がいたり(ダイハードかよ)、正義感の強い強盗(なんだそれ)がいたり、「バラエティ豊かな登場人物」という基本は押さえてある。

悪人や主要登場人物の恋愛の邪魔になりそうなキャラは死に、主要登場人物や女性、ポメラニアンは生き残る。「日曜ロードショー」とかでリピート放映されてもいい感じ。メインキャラ(ほぼヒロイン)で「サプライズ」にて八面六臂の活躍してたシャーニ・ヴィンソンが出てる。

途中、長いホースとかテーザー銃とかが、主人公たちの命を救うのに効果を発揮する。あー、だからスーパーマーケットなのね、って合点がいった。作品で使えそうなアイテムがいっぱいあるもんね。

逆に、サメ(サメ)は、一匹といえど人間を圧倒するパワーを発揮する。ゾンビにサメが負けたら示(シメ)しがつかないと思っているのか、素目(スメ)で水中にやってきた連中を攻め(セメ)まくり、店内と地下駐車場を鮮血で染め(ソメ)あげてくれる。

サメ映画は全部同じ(英語でsame)だと見くびっていた俺だが、不覚(フカ)にもハラハラさせられてしまった。こないだ与那国島いってシュモクザメ見たばかりだったし、これから気晴(キバ)らしにサメ映画の牙城も順次、切り崩していこうと思ってます。

あ、この作品、89分と、尺(シャーク)が短いのも良いね!
むらむら

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