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V/H/S シンドロームのkarafのネタバレレビュー・内容・結末

V/H/S シンドローム(2013年製作の映画)
2.4

このレビューはネタバレを含みます

【あらすじ】
ある不良グループに老人の家にあるテープを取ってきてほしいと頼まれ老人宅に。老人は死んでおり、大量のテープが散乱していた。それを1つ1つ確認する。中身は個人が撮ったであろうビデオ。しかし内容は悪魔に襲われて死にゆく人々だった。その後ビデオを確認中に死んだはずの老人が動き出し不良を襲う。そして最後のテープはハロウィンパーティで廃屋に来た人々が悪魔儀式に遭遇してしまい、殺されるという内容であった。

【レビュー】
半オムニバス形式を取っている本作。なるほど確かに一つ一つはグロくて怖く、POV形式が生かされている。しかし現実(不良グループ)もPOVのため、急にテープ世界に入られると戸惑う。
大枠的に恐怖の連続性が薄く、悪魔的なものでつながっているだけのため、次はどうなる?というドキドキ感がない。
暇つぶしのホラーとしては良作だが期待するほどでもない。
追い込まれていく様子も描けてなく、ホラーの持ち味を生かしきれてない本作。
自分はこの手の名作は「ラストホラームービー」だと思う。恐怖、グロ、意外性。全てが右肩上がりの傑作だ。
本作で不完全燃焼な人はそちらを見ると繋がりがあって楽しめる。

好きなところ
POVを生かしたホラー
程々のスラッシャー具合と悪魔という突飛ネタ

嫌いなところ
繋がりがない
一つ一つのエピソードに入り込みにくい


【自分でやるなら】
単純に連続性を加えるだけで全然違うものになると思う。
一本目で殺された人が次に悪魔になって出てくるとか、現実に戻ったとき、その現象が現れているとか。
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