丸の内ピカデリーのドルビーシネマで2日間のみやっていたので観てきた!
いやー、なんという映像・・・すごかった・・・
この映画は、ストーリーがどうとかいう話じゃない。
宇宙の美しさと恐ろしさをいかにリアルに描けるか、というところに挑戦した映画だった。
キャストはサンドラ・ブロックとジョージ・クルーニーだけ。なんなら半分ほどはサンドラ・ブロックだけ。
美しい地球、浮かぶ宇宙ステーション、飛び散る破片、果てしなく広がる暗闇と星。
一瞬でも気を抜けば死ぬ。
ほんの少しの判断の遅れで運命が変わる。
あの取っ手を掴み損ねたら永遠に宇宙の藻屑となる。
あと数分で移動できなければ酸素がなくなる。
破片に激突する。
常に生と死の狭間。
普通の人間ならパニックで秒で死にそう。宇宙ではどんな状況でも冷静になれなければ命取り。
全ての映像がリアルで、とても綺麗で、恐ろしく苦しかった。
息ができない瞬間が何度もあった。気づけば心臓がバクバクいっていた。
映像だけで満足感が高く、キュアロン監督の映像センスと技量の高さに脱帽。「ハリーポッターとアズカバンの囚人」(キュアロン監督)の、時計の間を抜けていく映像表現を思い出した。
そしてこの映画の撮影を思うと、サンドラ・ブロックとジョージ・クルーニーもさすが。
ドルビーシネマで観れてよかった。
映画というより映像美術作品を観たような感覚で、なんともスコア化しにくい。
映像と俳優のすごさは5.0だけど、映画として評価するならストーリーも重要だと思うので、このくらいかな。