地球に帰還することを目指すのだけれど、これでもかというくらい常に困難な状況が起こる。90分のうち一息つける時間は、危機が起こってからエンドロールまで五分程度しかない。ISSにたどり着いた時、無重力の中で体を丸めるライアンがまるで羊水の中の胎児のようだった。宇宙空間では何て弱い存在なんだろう。
マットが格好良かった。常に冷静。ライアンがCO2で意識を失わないように声をかけ続ける。そして後程の思わぬ再開に安心してしまったが…………。
臨場感を感じ、恐怖や焦燥感を感じ続けながらの90分。映画館が無理ならせめて電気を消して大画面で見たかったなぁ。
困難なミッションは取り敢えず目の前のことを全力で乗り越える積み重ねで何とかなるのかなぁ。
取り敢えず映像も綺麗でした。特に地球がね。