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ゼロ・グラビティのkuuのレビュー・感想・評価

ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)
3.8
『ゼログラビティ』
宇宙空間に投げ出されてしまったって、想像しただけでも怖いブルブルブルドックわん!
宇宙飛行士たちの極限的状況を最新VFXと3D技術を駆使して描いたSFドラマジャジャ~んジャン・バルジャン(映画とは関係ありませんコゼット)。
スペースシャトルのメディカル・エンジニアのストーン博士とベテラン宇宙飛行士のマットは、船外作業をしとったら想定外、存外不、意以ての外、意想外(お好きな表現をお選びください)な事故に遭っちまい、宇宙空間に放り出されちあむ。多分昨日の小生の感覚かも2日不眠でフラフラ浮遊感。空気も残りわずかでって、小生は喘息持ってるんで臨場感あったなぁ。
地球との交信手段も断たれて、唯一1本のロープで繋がっとる二人は、まじに絶望的やろなぁ。
そんな中から生還を目指すって。。。アトラクション映画 としては、かなり良いっすね。
画面がきりもみ状態でかなり不安感を煽りよる場面が多いさかい、ヴィジュアルの刺激に弱ええ人はオススメいたしやせん。
『シンプルがすぎる』なんて評価がありますが
アトラクション映画の要素が強い映画やし、映像で宇宙空間てのを体験させ、臨場感を観客に味あわせるために、構成要素を削ぎとらざる得なかったんかも。
とは云え、普通に生活しとったら巡りあわん苦難てのキャラたちが乗り越え何かをGETするちゅう話の成立要素は最低限の情報で作ってあるんちゃうかな。
また、ジョージ・クルーニーのキャラクターがチャラい印象がなきにしもあらずやけど、行動を制限される宇宙の過酷な状況で、あないな部下を安心させられ、全体のための意思決定を速やかにでける、上役がおるってのは有り難いし、なきにしもあらず。
主人公は、娘を亡くした罪悪感から不安定で、過去が重くのし掛かってる縛られてるけど、動揺しながらも己の生をもとめ作業をしてく。
神の像がそれを見つめとって、天国にいる娘の事実を受け入れ、自分の足で大地に立って歩いてく。
そないなんが示唆しとる意味を考えるとシンプル過ぎるストーリーでも味わい深くなるかな。
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