井上幸也

ゼロ・グラビティの井上幸也のネタバレレビュー・内容・結末

ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

幼い娘をなくしたライアン博士と宇宙飛行士達は帰還を間近に控えていた。
しかし事態が急変し生存者が2名、ソユーズに向おうとするが残酸素が5%という絶体絶命な状況に。
ソユーズに乗り込もうとするがまたも絶体絶命に。彼女はコマンダーを助けようと試みるも叶わない。
その後、残されたライアン博士は、過酷で孤独な状況下で様々な困難に遭遇し、帰還を諦めそうになる。
しかし夢を見る事で自分と向き合い、帰還を諦めずに挑戦する。
そしてなんとか帰還を果たし地球でたくましく生きていく決意をする。

居心地のいい世界にとどまり、現実の世界のしがらみから逃避し続けることは、死んでいるも同然。
しがらみや面倒はどうだっていい。
死者とは違い、人間は自分の人生において選択する自由がある。重力に象徴される現代社会のストレスやしがらみはどうしようもないものであるが、生きることや人生の意味はそれすらも必要とする。

人生は奇想天外な旅。
過去のしがらみにとらわれてたら、
未来に進むことができない。
過酷な状況下でも信じること。
何かしら手段は必ずある。

神秘的なメタファーが至る所に隠されてて
面白い。