ちろる

プリンセス・プロテクション・プログラムのちろるのレビュー・感想・評価

3.7
さすがディズニーオリジナル。ありえない設定ばかりで進むファンタジー青春友情物語だけど、カーターとロージーの2人の凸凹なやり取りとか、ロージーが健気に「普通の女の子」になろうとする姿が可愛くて、愛おしく感じました。

どうやら世界中に命の危機に晒されているプリンセスがたくさんいて、秘密の「プリンセスプロテクション」というのがあるらしい・・・
田舎町に住むごく普通の少女カーターの父親は、極秘任務に就くエージェントの少佐。
悪徳将軍により狙われている南米のコスタ・ルナの王女ロザリンダを護衛することに。

普通の女の子に変身して、カーターの従姉妹ロージーとして過ごすことになったのだが、全く違う世界で生きてきた2人が仲良くなれるはずもなく、(というかカーターがすぐに目立ってしまうロージーを拒絶)。
不貞腐れたカーターの性格はけっして褒められたもんじゃないけれど、自分が欲しかったものをいとも簡単に手に入れていくようなロージーに嫉妬してしまうのはちょっとわかる。
段々とわかり合っていくうちに本当の従姉妹のように、というよりツインズのように共鳴して、とんでもないミッションをプロムと絡めてこなすカーターはカッコいいです。
セレーナ・ゴメスは元々可愛いので、カジュアルな服でも十分ですが、プリンセスのようなドレスを着た時の変身っぷりはやはり必見。
変に恋愛に水準合わせない感じも好感度もてるお話でした。
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