このレビューはネタバレを含みます
この映画を見た時引き付けられてる自分に気が付きました。
何故だろうと思ったがその答えはすぐに出ました。
主人公である松田優作の直接話すセリフが殆ど無いのです。
松田優作が抜かれても表情、視線、リアク…
映画なんだけど、すごく舞台感が出ていた。
かなり長尺でシーンも多いし、表情もかなりアップで力を入れているのがわかる。ムダに長いと感じる部分も多かった。
映画っぽくないので、どうしても入り込めなかった…
三回観てもやっぱり面白かったなと思える映画って自分にとってはかなりいい映画なんだと思う。そのひとつ。
なんだろう、要は狂人を描いた映画だから、ストーリーというものはあってもなくてもいいのじゃないか…
なんとなく見ていく前半から急に加速して、最後がだんだん消えていくような不思議な映画でした…
色々ある中で一番印象に残ったのは割と前半の、すごく丁寧に描写してたオーケストラ鑑賞のところ。
なんとな…
芸術を愛する繊細な男が戦場を経て超越した何かになってしまう、まさしく怪演に相応しい松田優作の神がかった演技だった フラメンコを踊る女が撃たれながら倒れていく様が俺たちに明日はないを思い出して一層よか…
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