「さすがです…お兄様…!!」
これを言わせたい(聞かせたい)が為の、作品なんだろうなぁ……
えー、勧められて、「横浜騒乱編」はなんとなーく観てました。かじってた程度です。
そのアニメシリーズの、劇場版。
「魔法実技」においては最低クラス、「魔法理論」に関してはダントツの成績だという主人公、達也(通称·お兄様)とそんな兄に常に目がハートな重度のブラコン妹(こちらも成績優秀)、深雪のハイパーむず痒ラブコメ!!!!!!
……だとわたしは思っていますが、何か問題でも?(ニコ
TVアニメでは作画が丁寧で、今作でもそれは同様。
魔法陣が展開されるところとか、アクションシーンも見応えがあります。
キーパーソンの少女·九亜(ココア、と読むらしい)ちゃんもまぁ可愛らしい。
ただわたしは、主人公のようなオレTUEEEEキャラはどうにも苦手です。
(MARVEL作品のような、超人はわかる)
それを踏まえて、ちょっと辛辣なことを言わせて頂きます。
そのキャラクターがいかに強いかを見せるには、色々方法があると思うんですね。
その中でも、敵とのバトルも紆余曲折あって、結果無事倒せた!やっぱり強いのな!!って感じれるのがいいなって思うし、好きです。
ただ、今作はそれがないんですよ。
主人公のお兄様が敵アジトに潜り込んだ時も、相手は全く抵抗しない。
いやほんと、やる気ある!?!?ってツッコミたくなるほど、ほぼ無抵抗に投降。
「さすがです♡♡♡」と妹に超絶絶賛されるお兄様でも、これだと見せ場ほぼゼロだし、むしろ敵がただポンコツなだけではと。
これで「主人公すげえ!!」とはならないですよ。
これも、「完全無欠な主人公」の魅せ方のひとつなんだと言われたらそうなのかもしれませんが、わたしにはちっともわからない。
さらに、他のどのキャラクターも基本的に皆強いので、何の苦労もなくあっさり敵を倒します。
ピンチからの大逆転の方がが興奮するし、面白いのにね。
この辺りは、好みの問題なのかなぁ。
この作品に関しては、主人公が(何の苦もなく)勝利するのは目に見えてたので、エンドロールを迎えても、特別感動などはなかったです。
もっと色んな感情沸き立たせてほしいんだけどなー。
そして、最後に言わせてもらうとしたら…
お兄様、スーツダサすぎるでしょ…
かっこ悪いダース*イダーみたい。
深雪ちゃんがドン引きするようなシーンがあれば、スコア+1.0したのに。残念。
なんちゃって。
以上、辛辣レビューでしたー!わはは!!