男はくらいよ監督さそり

哀しみのベラドンナの男はくらいよ監督さそりのレビュー・感想・評価

哀しみのベラドンナ(1973年製作の映画)
4.0
映画史に残るアニメというより動く画集。日本で1973年(エクソシスト、燃えよドラゴンの公開年)にこれだけエロスと美を前面に出して自由な表現が出来た事に驚愕する!
その後のアニメや絵画に多大な影響与えてるし、誰でも知ってる絵柄だ。
性器とか性行為そのものを描いててそれを美術に昇華させたのはHRギーガーより早かったのでは?
ヒロインはブリジットバルドー?恋人はジョンレノンがモデル?
声優の長山藍子、米倉斉加年、仲代達矢も良い!ストーリーはシュール過ぎてついていけないけど、ひたすらイメージの連鎖。時代背景を考えると、ベトナム戦争や全共闘を比喩してる訳だろ?「ハチのムサシは死んだのさ」みたいなもんだな。
そしてラストのメッセージには、だっふんだ!