Yukaneko

哀しみのベラドンナのYukanekoのレビュー・感想・評価

哀しみのベラドンナ(1973年製作の映画)
4.0
絵などビジュアルに関する点ではものすごく好み!誰に似てるとかいうと印象よくないかもしれないけど、漫画家の安野モヨコさんや岡崎京子さんの画風を感じた。影響受けたのかな?

カオスワールドと性器が変化する不思議な世界が好き

ストーリーに関しては深く理解はできなかった

とても脚本が素敵。「悲しい思いをするのはいつも女」ってセリフが共感できた。見てる世界が狭くて考えも悲観的かもしれないけど、ここんとこメンタルがそんな感じでストーリーやビジュアル、言葉、全てに共感するところがちらほらあって泣いてしまった

あと、宣伝の言葉の
「ベラドンナとは美しい女
ベラドンナとは毒の花
絶望の底から鮮烈に蘇る美しい花」
がものすごく刺さった。

「私に抱かれたいの?」って言葉から、ジャンヌが捕食されていた側から捕食する側になったって思った!

悪魔とはなんだったんだろうか…人間の本能や性的快感を求める欲望の化身なのか?

村人たちは集団で人を除け者にしたり蔑んだり、疑心暗鬼になったり、讃えたり…集団て怖い
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