のりまき

パトリオット・デイののりまきのレビュー・感想・評価

パトリオット・デイ(2016年製作の映画)
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とても恐ろしい映画。
まず元になった事件が恐ろしい。ボストンマラソンを狙って起きたテロ。当時日本でも、使用した手製爆弾の解説や監視カメラの映像、果ては逮捕の様子までがテレビで流れた。特にあの夜の空撮は震え上がった。
それをたった3年でエンタメ作品として映画化。本人たちのインタヴューも交え、有無を言わせず二元論の世界観で成立させている。2016年世論は正に分断を容認する流れであったのだろう。
ボストンの痛みや苦しみは伝わるし、困難に立ち向かったその勇気は賞賛に値するが、誰もが簡単に英雄になる訳では無いことは同じ事件を描いた『ボストンストロング』の方が詳しい。
尋問の様子など子供には見せたくないシーン多数。
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