みゆきち

パトリオット・デイのみゆきちのレビュー・感想・評価

パトリオット・デイ(2016年製作の映画)
3.9
やっと見れた。
2013年に実際に起こったボストンマラソン大会での爆発テロとその犯人逮捕までを描く作品。

歴史あるボストンマラソンの大会当日、たくさんの人が応援に訪れているゴール近くで爆発。
一瞬で地獄絵図となる。

爆発に巻き込まれた人達と逃げ惑う人たち…
爆発に気づかずそのままゴールに向かう
出場者を止めたいが、混乱でなかなかうまくいかないまますぐに2回目の爆発。

怪我人を救助する人たちや警備にあたっていた関係者や警察たちの姿が描かれ、現場の混乱ぶりがよくわかる。
捜査にはFBIも参加して、テロとして扱うかどうかの相談がなされる…

犠牲となった小さな子どものご遺体の前で、鑑識による捜査が終わるまでご遺体を護る人の顔がとても辛くて悲しくてとても印象に残る。

部分的に当時の映像が使われる。
本当にあった話なんだと実感する。
本当にテロはあかん。
どんな理由があっても、関係ない不特定多数の人達を狙うテロはあっては駄目。
たくさんの犠牲が出てるのに犯人や犯人の身内は逃亡のあげく銃撃戦をおこし、生き続けてる事もとても許し難い気持ち…

辛く悲しく犯人たちには怒りしかわかないが、この作品では辛く悲しいだけでなく被害を受けた人たちのその後も描かれている。
被害を受けて苦しく辛いはずの彼らの、前に進もうとする姿に、ただ作品を視聴しただけの私は勇気と元気をもらった。
平和がとてもありがたく幸せなことだと感じつつ、被害を受けた人たちがこれから絶対に幸せになってほしいと願う。
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