みうさん

パトリオット・デイのみうさんのレビュー・感想・評価

パトリオット・デイ(2016年製作の映画)
-
良きお仕事ムービー。ボストンマラソンのテロ事件の前日から犯人逮捕まで。それぞれ仕事に対してとても真剣に向き合っているし、ちょっとした政治的な駆け引きや、メデイアの扱い(もう少しメディアの描写があっても良かったような)実際に犯人と接触のあった人たちの描写。上質なドキュメンタリーの再現フィルムを観ているような感じ。嫌なベタついた描写もないし、わりと長尺だけど中だるみもない。キャスティングも良くて、特に車を盗られ、監禁された中国人とかも、嫌な感じにならず、かと言って変に美化もされておらず良かったと思う。犯人側の描き方もうまかった。住宅街でのあんな逃走劇があったの知らなかった(またはすっかり忘れてた)このシーンの警察官たちの正義感がいい意味で暴走するところがすごい。最後の本人登場の部分も本編が再現フィルム(実際のフッテージも使われている)ぽいので、違和感なかった。あの、片脚を失った夫婦はすごくポジティブで、ちょっと心配になったけど(しんどそう)
音楽はトレントレズナーとアッティカスロス。字幕翻訳は松崎広幸。
みうさん

みうさん