Nobuo

パトリオット・デイのNobuoのレビュー・感想・評価

パトリオット・デイ(2016年製作の映画)
3.9
すんげー良かった。
事件発生→捜査→逮捕と警察とFBIの動きが主軸ですが、警察だけやなく被害者、加害者の群像劇にもなってて、解決後もその被害者の人々、ボストンという都市がその悲劇からいかに立ち上がったかまで知ることが出来、単なる再現ドラマで終わらせない、この事を世界に残し伝えていこうという製作陣の姿勢が伝わってくるようでした。
実際の映像がちょこちょこ出てて、特に最後は割とな尺を取って使われてたんですが、個人的にそここそがこの映画の見どころであり監督が見せたかった部分なんじゃないかと勝手に解釈してます。
警察がどんな捜査、対応をしたかよりも、この悲劇に関わった、否応無く関わらされた人達が今をどう生きているのか、あえて俳優は使わず、全て記録映像でありのままのボストンの今を伝える。
それでテンポが落ち映画としての作りが上手く無くなったとしても、作品としての完成度を求める人からぶーぶー言われる事になっても、そこがこの映画のクライマックスである以上削れることは出来なかったんだと思います。
削ってたら普通の再現ドラマに終わってたでしょう。アンビリバボーみたいな。
とにかくラストは劇場のあちこちから鼻をすする音が聞こえました。
本当良い作品でした。

ただ、強いて言うなら、他の犠牲者にも多少触れて欲しかったと思うけど、色々あったんでしょね。無理もないっす。