「対岸の火事」でしかなかった事実。
この事件の結末は全く知らなかった。
それほど私は平和ボケしている。
実際のテロを基にしているからこそ、無駄な演出や伏線は見当たらなかった。
現場にいる人たちは、目の前にある出来事に立ち向かうのに必死なのだ。
だから相関性が薄かったり、腑に落ちないシーンも無駄話も身の上話も逆にリアルに迫ってきた。理不尽なことも多々あったがそれが人間らしさを際立たせた。
捜査本部を中心にFBIの最新技術が冴え渡る。スピード感があり、見所であるが基本の聞き込みやローラー作戦が捜査の主導権を握る描き方がすばらしい。
実際の映像が生々しく臨場感が増す。
激しい銃撃シーン、爆破シーンは恐怖さえ感じたし、秀逸だった。
これからも災いは誰にでも訪れる。ある意味選ばれた存在だ。
それは容易に一人では乗り越えられない。
だから何かにすがったり求めあったりを繰り返す。
支えあうことでしか恐怖に立ち向かえない。映画はそれを伝える手段でいい。宗教の善悪を描いていないのもよかった。
「悪は愛に勝つことはできない」
JKシモンズ…かっこいい。毛量もほどよい。やるときはやるのね\(^o^)/
ベーコン様…渋すぎて卒倒するわ。またまた惚れます(#^.^#)