kubohiro

パトリオット・デイのkubohiroのレビュー・感想・評価

パトリオット・デイ(2016年製作の映画)
4.7
今作は映画という山、ドキュメンタリーの谷という間に生まれた挟谷だ。

それらを可能にしてるのは何と言っても
撮影手法と人としての倫理観。
現場の第一人者、被害者、容疑者、第三者、報道、実像。
やり過ぎると揺れの効いた手持ちカメラも駄作に陥るところを綺麗に効かせ、気持ちが途切れぬ様にワンカットシーンをこれでもかと盛り込む。
その歯切れの分布がとてもいい割合。
これらを成して、その場に居合わせる緊張感が画の端々から伝わってくる。

それらを考えながら観ていようとも
この映画を語る上で”愛”という言葉は欠かせない。
諸刃の剣である、シンプル且つ大胆なこの言葉の大きさを分かっていながら
真の眼差しでこちらに訴えかけてくる。

誰に何と言われようとも、、
頬に一雫の泪が伝っていくのがわかった...