キッチー

パトリオット・デイのキッチーのレビュー・感想・評価

パトリオット・デイ(2016年製作の映画)
4.0
2013年、大勢の観客が見守るボストンマラソンの中、発生した爆弾テロ事件。記憶に新しい実話を元にした映画で、発生から犯人逮捕までを追っていくドキュメンタリー風の作品。
FBIと地元警察ががっちりとタッグを組んでテロリストを追い詰めていく。携帯や監視カメラの解析や警備していた警察官の意見、ボストン市民の協力も得る総力戦の感じで、テロにみんなが立ち向かう姿が良かったです。
主演のマーク・ウォールバーグもヒーローではなく、ひとりの警察官、人間の弱さも感じさせる人物を上手く演じていました。
ケヴィン・ベーコンのFBI責任者としてのリーダーシップや苦悩を感じさせる演技も良かったです。テロ事件が人々に与える影響とか、人種差別に繋がりかねない問題だけに、慎重な判断も必要なんですね。
逃げるテロリストが容赦なく爆弾で攻撃したりしてくるシーン、迫力ありましたが、実話だと思うと恐ろし過ぎます。
いまやどこで起きても不思議ではないテロ。戦ってくれている人たちの苦労も分かり、市民としても考えた行動が求められ、身近な問題になってしまったと感じました。
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