恭介

パトリオット・デイの恭介のレビュー・感想・評価

パトリオット・デイ(2016年製作の映画)
3.7
ローン・サバイバー
バーニング・オーシャン

バーグ&ウォルバーグの
ダブルバーガーコンビ実録路線三部作の1本

なんか、フランチャイズレストランの
メニューのように安定した質の作品を送り出すこのコンビ。

以前、バーニング・オーシャンの
レヴューでも触れたが、内容的には
共通点が多い3作。

主人公は特殊能力とかない普通の人
突然、降りかかる異常事態
限られた時間に奔走する姿
社会派の側面ももつ出来事
仲間を大事にする
悲しい出来事

事実は小説よりも奇なり、な話を
テンポよくそつなく魅せてくれる
バーグ監督。
毎回、満身創痍な実在のキャラクターを
熱演してくれるウォルバーグ。
いいコンビだ。

本作に関しては割と最近の
大きな悲劇であるにも関わらず、自分の
勉強不足で、爆破テロのその後を
全く知らなかったからそんな出来事が
あったのかっ、と驚いた。

しかも閑静な住宅街のど真ん中であんな
激しい銃撃戦を繰り広げ、スピード展開で犯人確保をしていたとは。

ハイテク機器をいくら導入しても、最終的にはそれを使う捜査員の洞察力、根気、執念などのマン・パワーが一致団結しないと
解決しない。
その点は素直に、アメリカってすげぇなぁと思わされる。

しかし何故、アメリカがテロに脅かされているのか?何故、罪のない一般人が巻き込まれるのか?この手の実録路線映画は表面上のアメリカは負けないっ!というメッセージと同時に、根深くて暗い闇も見えてきてしまうのと、実際に犠牲者がでているので感動と同時に何とも言えない感情も湧いてきてしまう。

あと、最近特に思う事だが、テロ行為防止にかける労力と予算。せめて同じぐらい銃規制に対しても注いで欲しい。

これ以上、現状のまま放っておくと、罪のない人々の命が奪われるのを見たくないのは勿論だとして、このままいけば近い将来アメリカ映画から、銃をバンバンぶっ放す、くだらなくて愛おしい映画が消えていきそうで怖い。