ゴン吉

パトリオット・デイのゴン吉のレビュー・感想・評価

パトリオット・デイ(2016年製作の映画)
5.0
2013年に起きたボストンマラソン爆弾事件を題材にした作品。
平穏な生活が突然惨劇に変わり、犯人逮捕までの過程を、被害者、捜査官、犯人のそれぞれの視点で描かれた作品。

冒頭は、ボストンの人々の平穏な生活の場面で始まる。
たくさんの人物が登場し、この中で誰が事件に巻き込まれるのか、事件前から緊迫感が高まります。
そして爆破。
凄惨でグロい映像になり、思わず目をそむけたくなる場面もあり、臨場感いっぱいでした。
中盤からは犯人捜しのサスペンスに変わり、ハラハラドキドキの連続で、後半は犯人との銃撃戦や爆弾戦のアクションに。
終盤は人間味あふれるシーンとなり、エンドロールは実話作品の定番でもある実在の人々のその後の映像が流れ、涙が止まりませんでした。

たくさんの内容を詰め込んでも全体として破綻せずに、上手く纏めているのは流石です。
終始作品に引き込まれ、実話を基にした作品とは思えない緊張感や感動を味わうことができました。
脚色があるにせよ、ニュースではわからない部分も知ることができ、勉強にもなりました。
東京オリンピック開催が間近となった今だからこそ観るべき作品だと思います。
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