パグレ

パトリオット・デイのパグレのレビュー・感想・評価

パトリオット・デイ(2016年製作の映画)
3.6
2013年に実際に起こった爆破事件を映画化したもの。
事件に巻き込まれた被害者、捜査に協力した人たち、およびその周囲の人たちに最大限の敬意をはらいつつ彼らの生の声を基に作られています。
ドキュメンタリー。

警察関係者でもなく、何ならアメリカ人ですらない私がこんなことを言うのも変な話ではありますが、とてもリアルに感じました

突如として巻き起こった大惨事を前にして、事態の全貌も把握できないまま、その瞬間の現場の判断で必死に行動するボストン警察
血まみれで道路に横たわる人々、思いつく限り最速の対応として夫婦や親子であるに関わらずバラバラに片っ端から搬送されていく被害者の人たち
テロであるとの認定を受けて捜査にのりだしたFBIの捜査官たち

そこには地元警察とFBIによる主導権争いとかそういう「映画的」な演出は一切なくて、エスパーかのような凄腕の分析官なんかもいなくて
ピリついた空気の中、ただひたすらに証拠品の確認など現実的な方法が黙々と進められていく

一般人で映画視聴者の私にとってその光景は十分にリアルで、演出などで装飾されていないことにより「あぁ、この事件で本当に3人が亡くなったんだ」と痛感させられた
実際に事件に巻き込まれた人の経験には遠く及ばないだろうけど、ラッピングされていない事実をそのまま手渡されたような感覚だ