カシ

パトリオット・デイのカシのレビュー・感想・評価

パトリオット・デイ(2016年製作の映画)
3.0
ボストンにおける愛国者の日のマラソン大会
この日は皆平和な日々を過ごしていた。しかし突如として爆破が起こり…。
実在の事件を元に作成された映画
日本でも連日報道された事件で、爆弾の構成なんかも報道しちゃって模倣犯が出たらどうする!って叩かれてたような記憶もある。

映画の内容については
事件に関わった様々な人物の視点から描いてあって見ごたえがある。
それぞれの苦悩と努力が見えて、のめり込んで見てしまった。
時間があっというまに進み、二時間を長く感じなかった。
しかし、残念なことに犯人側からの視点がしっかりとは映されていない。
動機に関しての描写が少なすぎると感じた。
まぁ主犯は射殺、共犯は麻薬の売人で未成年で刑務所にいるのだからこれ以上調べようがなかったのだろう…。

とても興味深いのは
アメリカとの価値観の違いを随所に感じさせる点。
「悪魔に愛は奪えない」とのセリフが劇中にあるが、
愛をもって行動するとは?自分はてっきり罪を憎んで人を憎まずの精神で公平に裁判にかけることだと思ったが、
劇中では、犯人の妻ってだけで人権を無視される。犯人の弟側の確保では愛国心先行で動いて指揮系統バラバラ、指揮を無視して射殺しようとする。
愛とは何なんだ…?でもこの流れも美談みたいに扱ってたからアメリカから見れば愛ある行動なんだろう。

色々書いたが、見ごたえは確かにある丁寧につくられた映画。
愛とか司法とかチェチェン人の犯行だったからイスラム関係ないけどそのへん映画内で注釈入れなくていいのかとか考えると楽しめなくなるので無視してみた方がよいかと。