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パトリオット・デイのFREDDYのネタバレレビュー・内容・結末

パトリオット・デイ(2016年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

2013年に発生したボストンマラソン爆弾テロ事件の裏側を、マーク・ウォールバーグ主演&ピーター・バーグ監督のタッグで映画化した本作。

印象としては、冒頭から描かれる登場人物らの何てない日常が、ほんのわずかな時間で悲劇へと化す様は映画とは言え心がとても痛みましたし、全体的に派手さはないが、その分、様々なアングルから映し出される爆弾テロ事件の悲惨な光景はより一層リアルに感じましたね。犯人との銃撃戦も見応えは十分といったところで、それらの映像に複雑な表情を加える音楽もまたとても良く、穏やかであるが不気味さもあり、悲しみや恐怖、狂気すらも感じられ、音楽の調子によっていとも簡単に気持ちを左右させられた印象を強く受けました。

あと、トミー・サンダースを演じた主演のマーク・ウォールバーグをはじめ、リチャード・デローリエを演じたケヴィン・ベーコンやジェフ・ピュジリーズを演じたJ・K・シモンズといった名俳優陣が顔を揃えているだけでも観る価値はありますし、脚本や演出、構成も良く、本作はオススメしたい一作ですね。ラストに映し出される片足を失ったパトリック・ダウンズのドラマには心を大きく揺さぶられました。
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