パトリオット・デイの作品情報・感想・評価

パトリオット・デイ2016年製作の映画)

Patriots Day

上映日:2017年06月09日

製作国:

上映時間:133分

3.9

あらすじ

「パトリオット・デイ」に投稿された感想・評価

テロに打ち勝つのは、愛、なのだそうだ。
愛があれば、テロリストのふるう暴力にも決して屈しない。
愛によって団結し、わたしたちはテロに立ちむかう。
そのおぞましさに、寒気をおぼえる。
では、テロリストたちを暴力へとかきたてるものは、なにか。
それもまた、愛、なのかもしれないではないか。
この容疑者たちは、そうではないかもしれない。かれらが崇高な理念を持っているようには、思えない。いや、あえて俗っぽく描いているようにもみえる。悪とはとかく凡庸なものである。
だが、テロリストたちを束ねる思想の根っこにあるものは、やはり、愛、なのではないか。
家族への愛、祖国への愛、神への愛。
アメリカの対テロ戦争を描く映画を観るたびに思う。けっきょくは合わせ鏡ではないのか、と。
愛は容易に、憎しみへかわる。その憎しみが、ひとを暴力へかりたてる。

この物語にヒーローは登場しない。
普通の市民がほんのわずかな勇気をふるい、名もない警官がすこしずつ活躍して、事件を解決へと導く。
そういう意味では、みながヒーローであると同時に、みながヒーローではない。
いうなればボストン市民そのものが一個のヒーローである。
その顔のみえない、ふわふわとした得体の知れなさは、わたしたちがテロ組織に抱く不気味さと、ぴったり重なる。
テロリストも一般市民のなかに紛れこんでいるために標的がさだまらず、名もなき若者が殉教者となって、破壊へと導く。
正体不明のテロに立ち向かうには、市民の団結が欠かせない、という考えかたは理解できる。
だが、その団結を英雄視してはならない。
安易な美談にしてはならない。
美談は、危うい。

ではおまえは、おまえ自身が、あるいはおまえの大切な家族が、テロに襲われてもいいのか、とつめよられたら、わたしは弱々しく、わからない、とこたえるほかない。
わたし自身がテロの被害にあったとき、わたしはあの夫婦のように、ふたたび力強くは生きられないかもしれない。
わたしの大切な家族がテロに襲われたとき、わたしはテロリストたちを憎み、かれらの仲間や祖国に暴力をふるうことを、支持するかもしない。
情けないことに、そのときどう思うかは、ほんとうにわからないのだ。
わからないから、考えている。
映画を観たり、本を読んだりして、いざそのときに自分を見失わないように、取り乱さないように、考えて準備をしている。
考える材料を、わたしは映画に求めている。
わたしが観たいのは、美談ではないし、ドキュメンタリーでもない。
わたしが観たいのは、ましてや一方的な価値観を押しつけるプロパガンダではありえない。
わたしは英雄を求めていない。
ボストンの英雄は、デイヴィッド・オルティーズだけでいい。
地道な捜査ってジンとくるものがある。実話の再構成として素晴らしいと思うけど、これ以上こんなネタは増えないで欲しい。
t

tの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

テロが起きてからは緊迫したシーンが続いて、最後まで見入った。こんな裏側だったんだと興味深かった。動かせない小さな遺体のそばにずっと立っていた警察官が印象的。最後、拉致された男性も顔出しでインタビューに答えててすごい。
実話だからかなんとも言えない気持ちにさせられる。事実だからハッピーエンドもバッドエンドでもない。ミストとは違う後味の悪さが好き。
ボストンマラソンのテロ事件の実話に基づいた映画。捜査関係者の頑張りに頭が下がる。あの逮捕劇の裏でこんなことになってたのかと興味深い内容でした。
TA

TAの感想・評価

3.5
記録
鑑賞記録
やす

やすの感想・評価

4.0
今でも覚えている「9.11」以来の最悪のテロ。
作品の雰囲気自体「15時17分パリ行き」に似ている気がしたけど、序盤にテロが起きて、警察やFBIが犯人と戦う姿を描いた点、実際の映像を所々で使っていた点で違っていた。
犯人が口にした
「この国はウソばかりだ。」
というのには共感した。
エグいけど、社会的価値は大きい。
DanUshioi

DanUshioiの感想・評価

3.8
Boston Strong‼️
リアルな緊迫感を感じた作品でした
>|