パトリオット・デイの作品情報・感想・評価 - 230ページ目

パトリオット・デイ2016年製作の映画)

Patriots Day

上映日:2017年06月09日

製作国:

上映時間:133分

3.9

あらすじ

「パトリオット・デイ」に投稿された感想・評価

bless

blessの感想・評価

4.0
global fear and local stubbornness
ユナイテッドシネマ熊本にて。

ただの捜査映画ではなかった。
かなりタフな1本。
バトルシップのときのようなバカ騒ぎ(大好き)をする同じ監督とは思えない,心にきました。
そしてケビンベーコンにハズレ無し。

このレビューはネタバレを含みます

映画館で。

『ローン・サバイバー』『バーニング・オーシャン』に続く実話系3部作。

今回もかなり緊張感ある作品でスクリーンに釘付けでした。

今回も怪我の描写がリアルすぎてテロで負傷した人々の足がとんでもないことになってた。
実際もあんな感じだったんだろうと思うと泣けてきた。

犯人に誘拐された中国人男性が逃げ出さなかったらNYの人たちもテロに巻き込まれてた可能性が高くなったと思うとゾっとするし、中国人男性は勇敢だな、すごいなって。
公開初日の6/9 (金)にTOHOシネマズ新宿(スクリーン7)で観賞。朝一の回で客はそれなりの人数。客の年齢層はやや高め。

4月の『バーニング・オーシャン』に続いて、ピーター・バーグ監督×マーク・ウォールバーグ主演という組み合わせのボストンマラソン・テロ事件を基にした映画。

実話、それもテロ事件を基にした映画にこんなことを言うのは不謹慎かもしれないが、とても興奮できたし面白かった。テロの恐怖をしっかりと表現できていたと思う。


それと本作を観たあと、事件当時に死者三名と報道があり、それを聞いた時に「スポーツの大会を狙うとかヤバいな。けど死者三名ならそこまで酷くないのか」と思ってしまった自分の不明を恥じた。

冒頭のテロが発生するシーンはとても恐ろしくてずっと心拍数があがっている感じで、現場の阿鼻叫喚ぶりに少し泣きそうになった。

 マーク・ウォールバーグ演じる主人公の刑事も、アクション映画にありがちなヒーローとしてではなく、あくまで普通の人間として必死にパニックを押さえながら行動している姿が感動的だった。

主人公が捜査本部でパニックに陥りかけて、心を落ち着かせるため縋る様に妻に電話をかけるシーンは、東日本大震災を思い出してウルっときた。。(


また本作は主人公だけではなく、他の人物の視点でも多面的に描かれていて、ジョン・グッドマン、ケヴィン・ベーコン、J・K・シモンズなどを初めとした共演者たち全員が、短い描写の中でも存在感を発揮していてとても良かった。

役者の名前はわからないが、子供の遺体の傍でずっと立ち続けていた警察官のシーンにもウルっときた。

イーストウッドの『ハドソン川の奇跡』でも感じたが、やはりアメリカの非常時におけるチームワークはとても格好良い。
倉庫に捜査本部を設置するシーンを見ると、現実世界のアメリカなら『シン・ゴジラ』の巨大不明生物みたいなのが襲ってきても勝てそうな気がした。


 題材やあらすじから想像すると「どうせUSA万歳映画でしょ?」と思うかもしれないが全然そんなことはなかった。

バーグ監督の特徴なのか、日本人からするとあまりにも脳筋過ぎて思わず笑ってしまうシーン(犯人の車と間違えて撃ちまくるシーンなど)があって、それがいい感じに「USA万歳」感を薄めているのかもしれないと思った。

過去作品だと『バトルシップ』で戦艦ミズーリ登場→皆で重い砲弾を運ぶんだ!のシーンとか、『ローン・サバイバー』で味方の危機→アパッチがない?チヌークだけで駆けつけるぜ!のシーンとか。


昔観たパトレイバーか何かで「テロは起こされた時点で敗けだ」的なことを言っていて、現実的なことを言えば確かにそうなんだろうが、本作ではそういった諦めや絶望的な考えではなく、終盤に主人公が語る様に「愛で対抗する」というメッセージを出していて、その点も良かった。


結構上映時間が長めの映画なので、興奮して前半で飲み物をがぶ飲みしたりすると、暑くなってきて冷房も効いているのでトイレ行きたくなるかもしれないので注意が必要。(頻尿老人並の感想)
めろこ

めろこの感想・評価

4.2

緊張感を伝えるのがとても上手な実話映画。見ていて自分の心臓がバクバクしてるのがわかりました。それくらい見入っていた。それは多分これが現実に起きたことだからというのが一番の理由でしょう。自分がもしこの場にいたら…と考えては、でてくる色んな人物に思いを重ね、最後まで集中して見ることができた作品でした。

実はわたしはこのテロが起きる前、まさにこの現場に行ったことがあります。それで更に思い入れが強く、本当に食い入るようにして見たのかも。しかし、この映画を見なければこの事件のことも日々のニュースの一片にしかならない、記憶に残ることもない、考えることだってしない。仕方ないながらも、そんな無知の出来事がこの世界には蔓延っていると痛感しました。だからこそこの作品を見て、知れて、この事件に自分なりの感情を抱いたことはとても意味のあることだったと思います。映画鑑賞という時間を楽しむというよりは、わたしにとってはお勉強でした。最後には登場人物のモデルとなった方のインタビューもあり、本当にあったことなんだとリアリティが端々に感じられます。

この映画を観た人は最終的に人々の愛に心動かされる人もいるかもしれないし、もしかしたら、アメリカ側にとって綺麗な締め方をしている映画と納得しない人もいるかもしれません。でも個人的には最終的にどんな感想を持とうとも、この物語自体を知ることに意味があると感じる作品でした。観てよかった。
まだ記憶に新しいテロ事件を詳細に描いた実録物。
当時の映像も使われていて惨劇の再現性は高く生々しい、
主演以外の主要な登場人物は全て実在する人物でアルゴやバーニング・オーシャンと同様に効果的に臨場感を高める。
敢えて主役を架空の人物にする事で特定の個人物語ではなく、関わった全ての人々にとっての物語として受け止められるのは良い演出だ。
ラストシーンを見終えた後は、それなりに感動もしたし観る価値のある作品だと思うが、
犯人側の事情や心境の表現があまりにも薄く、被害者側の一方的な視点の作品とも言える。
テロの要因はアメリカにある全く触れていないのは減点だ。
netfilms

netfilmsの感想・評価

3.6
 2013年4月15日(月)愛国者の日、ボストンでは毎年4月の第3月曜日には独立戦争でのレキシントン・コンコードでの勝利を祝し、「パトリオット・デイ(愛国者の日)」に定められている。この日はメジャー・リーグのボストン・レッド・ソックスが本拠地フェンウェイパークで試合を行い、100年以上の歴史を誇るボストン・マラソンが開催されるボストン市民にとって最大の祭りの日に違いない。沿道をびっしりと埋め尽くした50万人もの観客、3万人ものランナーがスタート地点で待つ中、普段は殺人課勤務のボストン警察巡査部長トミー・サンダース(マーク・ウォールバーグ)もゴール地点の交通誘導を任されていた。だが膝の痛みに堪え兼ね、妻キャロル(ミシェル・モナハン)にサポーターを持ってくるよう頼む。主演:マーク・ウォールバーグ×監督:ピーター・バーグの実録シリーズ第三弾。『ローン・サバイバー』ではネイビー・シールズ史上最大の悲劇といわれるレッド・ウィング作戦を、『バーニング・オーシャン』ではメキシコ湾原油流出事故を題材に描いて来たが、今作では2013年に起きた記憶に新しいボストンマラソン爆弾テロ事件を描く。2001年9.11.の悲劇からおよそ一回り、ハーバード大学やマサチューセッツ工科大学 (MIT)など世界に誇る有名校を要するボストンはニューヨークとは違い、比較的安全な街として知られていた。

 2013年4月15日(月)午後2時50分頃、ボイルストン通りのゴール付近の二箇所で爆発があるまでの数時間を、映画は克明に記録する。今作はあの痛ましい事故から3年後のボストン・マラソンの現場で同じように撮影された。撮影監督であるトビアス・シュリッスラーは固定・手持ちカメラ、ヘリによる空撮など幾つかの視点を擁しながら、中継カメラや防犯カメラの視点も盛り込むことで恐るべき臨場感を上げている。ボストンマラソン爆弾テロ事件と言えば我々は真っ先に爆風にランナーたちが前のめりに倒れた当時のニュース映像が思い出されるが、アメリカ人のトラウマとなる光景に徐々に向かう前半部分の重苦しさは近年でもあまり例がない。デヴィッド・フィンチャー作品でもお馴染みのNine Inch Nailsのトレント・レズナーの不協和音も不穏さを駆り立てる。生の映像以上に、時折効果的に挿入される防犯カメラの映像の不気味な質感は、師匠であるマイケル・マンの力業の映像美に肉薄する。前作『バーニング・オーシャン』においても、マーク・ウォールバーグに絡むアンサンブルにジミー・ハレル(カート・ラッセル)とドナルド・ヴィドリン(ジョン・マルコヴィッチ)という名だたる名優を配し、演者を見極める元俳優としての独特の才覚を見せつけたピーター・バーグだが、今作でもマーク・ウォールバーグを巡るトライアングルにボストン警察警視総監エド・デイヴィス(ジョン・グッドマン)とFBI特別捜査官リック・デローリエ(ケヴィン・ベーコン)のトライアングルが見事なアンサンブルを見せつける。

 オマケに後半、あっと驚く活躍ぶりを見せつけるウォータータウン警察巡査部長ジェフ・ピュジリーズ(J・K・シモンズ)を配した男優陣の怒涛のラインナップは、このメンバーでつまらない映画が出来るはずがないと断言するアメリカ映画好きの斜め上を行く。ケヴィン・ベーコンの組織人としての冷たさ、それに対し、常に主人公に厳しくも温かい視線を投げ掛けるエド・デイヴィス役のジョン・グッドマンのルックスが本人そっくりで驚く 笑。映画は3人の警察官を統合したトミー・サンダースという架空の人物を主軸に、脇に配する役者たちはそれぞれ実在の人物という歪な構成を経て、クライマックスへと向かうのだが、ただ一つの問題は、容疑者となった兄弟がなぜ、テロ行為に走ったかの不明瞭さに尽きる。事に及ぶまでの兄弟はいわゆる「イスラム原理主義」的な過激思想の病巣を垣間見せるものの、中盤以降、国家反逆者としての逃走に夢中になるあまり、何故彼らのようなアメリカ社会の底辺に巣食うイスラム系移民が、「ホーム・グロウン・テロリスト」になり、「ローン・ウルフ」となって行くのかがイマイチ判然としない。133分に及ぶ物語は、登場人物たちに起きた出来事だけをただただ余裕なく縦軸上に羅列したことで、ことを俯瞰して眺めるだけの余裕や機微をほとんど備えていない。今作はアメリカ側から観れば最高の美談だが、イスラム原理主義やイスラム教徒の立場から観れば捏造された嘘っぱちの物語に違いないはずだ。ボストンでは確かに8歳の少年の命も犠牲になったはずだが、中東では何千人もの子供たちが犠牲になった。その歪さの中にこそ、アメリカ国家とイスラム社会の軋轢の根幹はあるはずだが、残念ながら今作はアメリカ的に心地良い美談に興じるあまり、一向に政治のリアリティに関心が向いていない。
saki

sakiの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

友達に誘われ、映画館で鑑賞。

端々に当時の実際の映像が差し込まれていたり、終盤ではモデルとなった被害者や警察官のインタビューがあったり。
あぁ、本当にあった出来事なんだとはっとする。とてもリアル。
なんとなく頭の片隅に残っていたテロ事件ではあるけれど、、こんなにもたいへんな出来事だったのか...と。
主人公だけでなく、事件解決の糸口を手繰りよせようとした誰もが英雄だった。

激しい銃撃戦のシーンでは
もう、こんなことしても誰も幸せにならないよ!!と叫びたくなった。

どんなに恨みがあっても、神様仏様への忠誠心があっても。どんなに彼らなりの"正義"の行動だとしても。お願いだから、人を殺めようなんて考えないでほしい。

すごくリアルで、疲れる映画でした。でも、見て良かった。
Naoya

Naoyaの感想・評価

3.4
2013年4月15日、パトリオット・デイ(愛国者の日)に開催される歴史あるボストンマラソンの最中、観衆の賑わう中で凶悪な爆発テロ事件が発生。本作は犯人逮捕までの劇的な102時間を描いた、実話に基づく映画。現実を描いているからこその、〝あの瞬間〟までの緊張感の描き方は身の引き締まる雰囲気。そしてテロの瞬間が起きる。実際の監視カメラ映像も挿入されており、息を呑む瞬間と、絶望感が生々しく描かれ、心に響く内容。負の感情しか浮き出ないような悲惨な出来事ながらも、わずか102時間で犯人逮捕までの怒涛の展開は飽きさせない構成。警察やFBIだけでなく、紛れもなく一市民の力も加わり、犯人逮捕へと繋がった描写が丁寧に描かれており、タイトルに相応しい人物描写は素晴らしい。展開の主人公として、マーク・ウォールバーグ演じる刑事がいるが、様々な視点から事件を追えるので見ごたえがあり、その分感慨深い場面が多々あります。ストレートな正義、そして愛が素敵に描かれた、奇跡の物語。エンディングも実に良く、敬意を感じる。報道されなかった爆弾犯追跡の舞台裏を知る、リアリティある作品。
KZ

KZの感想・評価

3.9
上手く感情移入できるつくりがスゴイ。テロ許すまじ!という気持ちを最後にはしっかり落ち着かせてくれる。怒りでは決して解決しない問題。
ただ何を憎んだらあんなことが出来るのだろうか…

ガンファイトはやはり
「まじマーク・ウォールバーグ」でした!

2017 021