TOMMY

グランド・イリュージョンのTOMMYのレビュー・感想・評価

グランド・イリュージョン(2013年製作の映画)
3.9
ダニエル・アトラスら4人の男女で構成されたマジシャンチーム“フォー・ホースメン”がラスベガスでショーを行うのと同時にパリの銀行から金を盗み出すという大技を行う。FBI特別捜査官のディラン・ローズとインターポールが彼らの犯罪を阻止しようとするが、失敗して途方に暮れ、マジックの種明かしの名手サディアス・ブラッドリーに助けを求めることに──。

「 僕らの思い通りさ。近づけば近づくほど、逆に見えなくなる 」

今日観返したので再レビュー。後半かなりネタバレ有りなので未鑑賞の方は読まない方がいいです。
マジックを使って華麗に犯罪を起こす4人組、フォーホースメンとそれを追う刑事。手錠を刑事にかけ直してしまうところは鳥肌もの。逮捕しようとしても証拠がないのでどうしようもない、というもどかしさ。これ明らかにCGだろ!という無茶なトリックもあったりするが、スタイリッシュさを求める方にはすごくいい映画。はらはらするシーンもあれば謎解き要素もあったり、一体誰が第5のホースメンなのか?ということに注目して推理するのも良し。勿論トンデモ催眠術だったりマジックが登場しまくるので、設定のリアリティを追求する方にはあまりオススメ出来ないが。

「 ……君か 」

牢屋でサディアスが振り返った時に、後ろにディランの姿がなかった衝撃ったら!珍しく綺麗に引っ掛かってしまった。これぞまさしくマジシャン、ミスディレクション。それまでディランの失態に散々いらいらしていた方も、これでああなるほど!とすっきりしたことだろう。インターポールの女性が「アイ」について調べていることに拘っていたのは、彼がアイを信じていない訳でも女性を疑っていた訳でもなくて、真実に近付かれて焦っていたからなのね、と納得。二度鑑賞しても彼の演技にあまり違和感はなく、それどころか結末を知っていると最初からニヤニヤして鑑賞出来るのでオススメ。