彼女はパートタイムトラベラーの作品情報・感想・評価

彼女はパートタイムトラベラー2012年製作の映画)

Safety Not Guaranteed

製作国:

上映時間:86分

3.2

「彼女はパートタイムトラベラー」に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

本作における「タイムトラベル」は「過去の過ちを認める」という行為の象徴である。
「現在を変えるために過去へ戻る」ということは「一度おかしてしまった過ちを踏まえたうえで、過ちをしていない人生を送り直す」という矛盾に満ちた行為だ。
謎の男ケネスは過去の恋愛の失敗を虚構として記憶し、本来の本当にしてしまった方の失敗を正すべくタイムトラベルを目指す。
雑誌記者見習いのダリアスは今までほとんど全ての人間関係を回避し遠巻きに眺めているだけだった。
ケネスは本当にしてしまった行為を突きつけられ、ダリアスは初めて人の暗部に触れることで、その「矛盾を孕んだタイムトラベル」を成功させる。
過去におかした過ちは正せないが、過去におかした過ちがあるからこそ、その過ちを「過ち」だと認める今がある。
という。文章にすると非常にわかりづらい概念の映像化として非常に優れた作品になっている。
marimo

marimoの感想・評価

1.8
私はダメでした。

だってタイトル見たら絶対、過去に未来をまたにかけたドタバタコメディだって思うじゃん。しかもあのお約束展開100%のジュラシックワールドのコリン・トレボロウ監督の長編デビューっていったら期待するしかないじゃん。

もう、ただの恋愛映画。
それも一癖二癖ある少し生き方が不器用な方々の過去に囚われた恋愛映画。

コリン・トレボロウ監督がエピソード9をクビになったので気になって鑑賞しましたが、結果よかったのかなと。俺、JJの作風の方が好きなので。
T

Tの感想・評価

3.4
過去に戻りたい動機と、一生懸命な姿勢、どうなっても良いという諦め。

このレビューはネタバレを含みます

いつか来たこれから。
虚か実か分からないというところがなかなか面白かった。(『カンフーエリオット』を思い出した)。
このオフビートの先には何かあるぞと思ったら、あったなー…感動が。

よくこんな映画作るよなぁ。痛い失恋でもしたのかね…
まあ、そこに向うよね。拳振り上げるよね。ジーンときたよね。
seishirow

seishirowの感想・評価

5.0

このレビューはネタバレを含みます

もしこの映画を見るつもりならネタバレは読まない方がいいし、予告編なども見ない方が良い、と思う。

「タイムトラベルの同行者募集」という広告を出した男に興味を持ち、取材を試みる出版社の3人。
「大衆は小さな嘘より大きな嘘に騙される」とヒトラーが言ったらしいが、ヒロインのダリアスがケネスの明らかな大嘘(ではなかったが)より、小さな嘘に対して怒るという、これは何も不思議なことではないし、抜群に良いシーンだなと思った。
それとダリアスが同僚には家族の死を黙っていたところも…良くできてる。作った人は人間の心をすごく良くわかってる。
残りの二人のエピソードは必要か?と考えたけど、無いよりはあったほうが良いかな。アメリカ人はほんとに良い映画作れるな。

筋肉少女帯の「機械」という唄を思い出した。
hitomi

hitomiの感想・評価

3.2
過去に行って何かを成し遂げることが目的ではない
これに尽きると思います

人生においてもそうだけど、何か目的を達成することが全てではなく、そこに行き着くまでのプロセスがとても重要なんだなとじんわり感じさせてくれる感じでした

嫌いじゃない
タイムトラベルの同行者を求める男と、そんな不思議な広告に興味を示し、潜入取材をすることになった出版社の女性インターンのお話。

主人公ダリアス(オーブリー・プラザ)は先輩社員と同じインターン生の3人で、広告に書かれた住所の私書箱に向かう。そこで広告主であるケネスを発見する。

過去や未来にタイムトラベルして、すったもんだする映画じゃなくて、主人公のダリアスはじめ、主要登場人物たち全員が過去の思い出とかに囚われ、なかなか未来に足を踏み出せないでいる今、苦手な事を克服しながら現実と向き合い頑張っていく物語でした。

様はダメダメ人間のための映画って感じです。

スゴく言いたいことも分かるんですが、いまいちオイラには響いてこなかったです。伝わりづらいと言うか、全体的に中途半端に感じてしまって正直退屈で寝るとこでした。(*_*)

オーブリー・プラザだったら、ちょっとふっくらした先輩の元恋人の方がタイプだし。笑

【お気に入り曲】
 ・Brick by Brick / Arctic Monkeys
Luna

Lunaの感想・評価

4.0
“タイムトラベラー同伴求む!”
の広告に惹かれた過去にトラウマのある女性と、
その広告主との恋模様を描く。

オーブリープラザの笑顔ってあんまり見たことない。
この作品もずっと不機嫌な感じなんだけど
恋をして、表情が緩んでいくのがいい。
ぼっちのオジサンと人生に生きる希望を見いだせない孤独な者同士が、お互いを必要とし、一人が“二人”になった時の喜びは
なんとも甘い恍惚とした瞬間だ。

タイムマシンが本物かどうかなんて、
関係ない。
過去に行くことが目的でない。
素晴らしい!
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