みきちゃ

チワワは見ていた ポルノ女優と未亡人の秘密のみきちゃのレビュー・感想・評価

4.3
さすがに黙ってられへん。原題は「Starlet」なので!!!(大声) ちっちゃい星とか、新進女優とか、そんな意味合いで、このスクリーンデビュー作で主演をつとめた、大作家ヘミングウェイの美しいひ孫のドリー・ヘミングウェイともかかってるとも思えてくるめっちゃ良いタイトルなのにっ。しかも、職業をすぐに教えないことで観てる人の中に眠っているかもしれない職業差別的な視点をちょっと居心地悪く刺激することを狙ってると感じたので、この邦題は真剣に嫌だ。愛犬をStarletと名付けてるところにもなんか感じ入る部分があるってのにっ。

ドリー・ヘミングウェイとベセドカおばあちゃんの移り変わる心情、お互いへの思い。めっちゃ自然な演技で、稀有な人間関係を間近で垣間見れた感じがして、二人のことをどこか羨ましいと思った。

ショーン・ベイカー、ほんと好きだ。日本でも見れるやつ全部良い。彼の映画は純文学的な味わいが強いので"芥川賞"監督呼ばわりすることに決めた。"文藝賞"監督でも良いかもしれない。

ベセドカさんは、パリ好きなおばあちゃんてこういうかんじよね!!ってなる、役柄ぴったりの見た目で、ワンシーンで良いからめちゃくちゃおめかししてみてほしかった。85歳で女優デビューとかあるんやなあ。このインディーズ映画の高評価っぷりにとても貢献してるのに、すぐ亡くなってしまったなんて惜しすぎる。ありふれた表現だけれど言わずにいられない。「人生まじでなにがあるかわからない」

動いてるドリー・ヘミングウェイは雑誌でモデルしてるときより綺麗な人に見えた。ヘミングウェイ一族の女の人はみんなきれい。

アサガオって英語でモーニング・グローリーっていうのか。めっちゃ良いやんか。

てかあのレベルのネイルで460ドルってまじ?!うそでしょ?!ぼったくり!!
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