いわやん

大怪獣バランのいわやんのレビュー・感想・評価

大怪獣バラン(1958年製作の映画)
3.4
この作品も長い間販売されなかったのは、作品内で東北の未開の部落、日本のチベット。が日本地図で特定された所がマズかったそうです。

東宝のモノクロ大怪獣と言えば、ゴジラとアンギラスとバランしかいないのに・・。(雪男除外)

作品は、未開の部落で「神様」扱いされてたバラギダ様が、実は怪獣で陸海空と暴れ回る。
自衛隊との攻防は、部落から海上へ。
羽田空港に姿を現した時、都内に行かせない為に、最後の戦いに。

バランは、なかなか男前でカッコいい怪獣です。最初四つ足で動き回り、前足から後ろ足まで、腋に膜を張ってモモンガみたいに空を滑空し、海をスイスイ泳ぎ、上陸した時は、二本足で行動。

対する自衛隊も、ネプチューン、セイバー、哨戒挺となかなかの戦いを繰り広げます。

伊福部のBGMは、この作品は、素晴らしくて、音だけでも怪獣映画を満喫出来ます!

ただ、やはりゴジラと比べると地味で、作品の性格上破壊するというより、逃げ回ってる感が。

実に惜しい作品です。
いわやん

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