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大怪獣バランのピッコロのレビュー・感想・評価

大怪獣バラン(1958年製作の映画)
3.8
むささび怪獣バランさん!!!

ゴジラとラドンの後輩で、モスラちゃんとキングギドラの先輩。
それが"バラノポーダ"こと、バランさん!!!

単独で映画を作られてるのは、ゴジラ、モスラ、ラドン。
そんで、バランさん!!!
だけなのに、何故か誰も知らなくて可哀そうな怪獣さん。
お祭り映画の"怪獣総進撃"では、怪獣島に住んでて、隅っこの方でピョンピョンしてる、とっても可愛い怪獣さんなのだ!

なのに、後輩キングギドラなんて、単独映画が1本もないのに、あの人気っぷり!怪獣も、つらいぜ!!!

しかも、その3体は、つい最近、ハリウッドデビューまでもしちゃって!
ますます差が開く一方。
頑張れ!バランさん!

さてさて、バランさん。
中生代の怪獣"バラノポーダ"の生き残り。
外部から隔絶された集落で"婆羅陀魏山神(バラダギサンジン、「バラダギサマ」)"として崇拝されている。
トカゲみたいな顔をしてて、クリスタルみたいなツノがたくさん生えてて、めっちゃキュート!
むささび怪獣なので、ゴジラにはない特殊能力"空を飛ぶこと"が出来ちゃうのだ!!!
※ゴジラも、空を飛ぶこと出来るんだけど・・・。

そんなバランさんの東京上陸を阻止しようとするお話。
音楽が後にゴジラ映画で聞いたことがある楽曲ばかりで驚いた!
中でも、"バランのテーマ曲"は"三大怪獣地球最大の決戦"での"ラドンのテーマ曲"に流用されてて・・・。
ますます可哀そうなバランさん。
"ラドンのテーマ曲!あれは、オイラの曲なんだぜ!"と悲しみの声が聞こえてきそうだ!!!

で、東京上陸なんて、空を飛べば簡単なのに、わざわざ海を泳いで目指す姿にキュンキュンしちゃう。
むささびって、あんまり空を飛べないのかな???

なので、人間どもに待ち伏せされて攻撃されたり、バランさんには、ある習性があって、それを逆手に取られて・・・。

最期は、思わず、バランさーーーーん!と叫びたくなる終わり方!
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