大怪獣バランの作品情報・感想・評価 - 2ページ目

「大怪獣バラン」に投稿された感想・評価

原子猫

原子猫の感想・評価

3.7
色々ツッコミどころ多いけどそこがまた魅力にかな。バラダギ様万歳
秋田在住時に知り合った、地元のTVスターの方から本作の話を聞いて鑑賞。

当時東宝は、本作を海外に売り出そうと考えていたらしく、日本文化を誇張した舞台設定になっている。
その舞台というのが、秋田と岩手の間とのことだが、50年代とはいえ、未開のジャングルとその部族たちという何とも雑な扱い。

それに輪をかけて酷いのがバラン自身。
自衛隊との戦いは、湖で上半身をバシャバシャさせている固定映像だけ。それが延々と続くのを見る我々も、そんな恥ずかしい姿を見られるバランも辛いはず。

製作陣は東宝特撮の重鎮たちなのに、どうしてこんな作品になってしまったのか?
2年前に公開された『空の大怪獣ラドン』の方がカラーだし、特撮もストーリーも見応えがある。
この作品も長い間販売されなかったのは、作品内で東北の未開の部落、日本のチベット。が日本地図で特定された所がマズかったそうです。

東宝のモノクロ大怪獣と言えば、ゴジラとアンギラスとバランしかいないのに・・。(雪男除外)

作品は、未開の部落で「神様」扱いされてたバラギダ様が、実は怪獣で陸海空と暴れ回る。
自衛隊との攻防は、部落から海上へ。
羽田空港に姿を現した時、都内に行かせない為に、最後の戦いに。

バランは、なかなか男前でカッコいい怪獣です。最初四つ足で動き回り、前足から後ろ足まで、腋に膜を張ってモモンガみたいに空を滑空し、海をスイスイ泳ぎ、上陸した時は、二本足で行動。

対する自衛隊も、ネプチューン、セイバー、哨戒挺となかなかの戦いを繰り広げます。

伊福部のBGMは、この作品は、素晴らしくて、音だけでも怪獣映画を満喫出来ます!

ただ、やはりゴジラと比べると地味で、作品の性格上破壊するというより、逃げ回ってる感が。

実に惜しい作品です。
田中元

田中元の感想・評価

3.0
約30年ぶりに再見。オープニング曲以外まるで記憶になかったのだが、あまりにもオーソドックスすぎる怪獣映画で中身が印象に残ってなくても仕方がありません。
夢野猫

夢野猫の感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ゴジラ、アンギラス、ラドンに続く史上四体目の怪獣?。
ゴジラが原水爆テーマなのに対し、こちらはラドンやキングコングと同じく、科学では解明出来ない未知の驚異がテーマ。
バラン登場から飛翔までの前半と海戦から上陸の後半と言う二部構成の一寸変わった創りに成っている。
前半は結構盛り上がるが、後半はただ単にドンパチしてるだけ感になり盛り下がる。
怪獣映画には「どうしようもなくつまらないが怪獣マニアとして観ておかねばならない映画」というのが存在する。
「ギララ」「ドゴラ」辺りが代表選手だが、この映画もその道のエリートだ。

水中にひきこもったバランと自衛隊の戦いはグダグダの極み。
もったいぶったバランの飛行シーンは、ピクリとも動かない飛び人形がゴーッと平行移動するのみ。
僅かな都市破壊シーンときたら「ゴジラ」の映像を流用しまくっている。(思いっきりゴジラの尻尾が写っている)
「光ものを食ったら当たって死んだ」というバランの死にざまもかなり間抜けだ。

しかし、死にざまこそ無様なものの、バランのルックスは怪獣トップクラス。
夜叉、迦楼羅、蜥蜴、獅子、狛犬、猫、架空・実在の入り混じった動物や伎楽面を集合させた様な面構え。
俊敏さとしなやかさがビンビンに伝わってくるボディは史上最高クラスだ。
秘境の中に佇むバランの絵面は本当に神秘的だ。
二兵

二兵の感想・評価

3.2
昭和58年作品。怪獣映画の黎明期に作られた映画である。

全編白黒のせいか、異様に怖かった…しかし、民俗学と怪獣を結びつける試みは良かったものの、初代ゴジラのようなメッセージ性が無く、ストーリー的にあまり訴えてくるものは無い。あ、伊福部昭氏によるテーマ曲、後の『三代怪獣 地球最大の決戦』のテーマ曲に似てましたね。

ゴジラとラドンを掛け合わせたかのような、ムササビ怪獣バランのデザインは良かったし、皮膜を拡げて飛ぶシーンは何とも印象的。しかし、爆弾を飲み込んで、それが元で死んでしまうのは…笑。

後の作品でも余り優遇されておらず、『獣人雪男』なんかとは違った意味で黒歴史にされつつある作品。誰かリメイクしてくんないかなあ。
もへあ

もへあの感想・評価

2.7
いつも怪獣は哀れなものだけど、バランは本当に可哀想。
無神経な人間に叩き起こされてちょっと暴れただけなのに、住処の湖に薬品を溶かされ、飛び出たところを猛攻撃。挙句に爆薬まで飲まされる始末。
そりゃないぞ!!
人間側が大してバランを恐れていないところも残念。

バランの造形は独特で、かっこいい!
細い村

細い村の感想・評価

2.2
総合評価点
22/50

評価点
15/35
1/5企画
2/5テーマ
2/5構成
2/5脚本
3/5演技
2/5音楽
3/5技術

好み点
7/15
nori007

nori007の感想・評価

2.7
ゴジラから4年後の作品でゴジラ同様に本多猪四郎監督による作品なのだが、どうゆうわけか歴史の闇に葬り去られた作品。まあそれも本編を見るとかなりやっつけ仕事のように感じる。音楽がゴジラからの流用で演奏がしょぼくなっているし、キャスティングも地味だ。2年前の作品であるラドンはカラー作品だったのに今作はモノクロである。

設定やバランの造形はいいのだが、内容がかなり問題で東北の山奥にバランが出るらしいということでバランのいる湖に爆雷攻撃を行い、バランが湖から這い出してくると戦車や対空砲で一斉攻撃。ただひっそりと暮らしていただけなのにひどくないすかね??
たまらずバランは飛来し、今度は東京湾に出現し上陸しようとするのだが。。。

ゴジラのように放射能に対するメッセージ性や、東京のシンボル的建物を破壊することもない。宮台真司氏の言うところの破壊の享楽がまったくない。ただただ怪獣いじめをしているだけの映画になってしまっているところが問題かと。

もう少しがんばればゴジラのように神作品となれたと思うのだが、ちょっとしたバランスので神作品にもなれば、駄作にもなってしまうのかもしれない。