ハンナ・アーレントの作品情報・感想・評価

「ハンナ・アーレント」に投稿された感想・評価

Ryoko

Ryokoの感想・評価

4.6
6/28/2016
haru

haruの感想・評価

4.0
ハンナ・アーレントとハンス・ヨナス。

ホロコーストに加担し、多くのユダヤ人殺害の一端を担ったアイヒマンについて、哲学者ハンナ・アーレントは、彼をモンスターではなく、上司の指示に忠実に従っただけの普通の人間と述べた。さらに一部のユダヤ人指導者がナチスに協力していたという記事を書き、大炎上。批判が殺到し、遂に長年の友人たちも彼女の元から去っていく。

最後のアーレントのスピーチには、思わず力が入りました。8分もあったのか。自身もユダヤ人であるアーレントは、決してアイヒマンを擁護したわけではない。彼女は被害者ではなく、哲学者として、客観的に事実を見ることができた大変強い女性だと思います。正しいと思ったことは、何があっても決して曲げない。それはとても難しくて、孤独。
スピーチのあと、学生たちから大きな拍手で賞賛されたアーレントですが、彼女の考えが理解できるのは、ホロコーストを経験していない人たち。アーレントの同僚であり同胞でもあるヨナスが受け入れられないのは、彼がただの分からず屋なのではなく、アーレントよりも熱心なシオニストで、自身がユダヤ人であることを強く感じていたからではないか。アーレントが主人公なので、ヨナスが若干残念な感じになってしまうのは致し方ないですが、実際にホロコーストを経験し、その結果強く祖国を求めることになったユダヤ人の気持ちは、きっと私が想像できないくらいの苦しみ。「ホロコーストは人類に対する罪」というのは、ユダヤ人でない私たちにとっては他人事にしないための良い言葉のように思えますが、ユダヤ人からすれば、他の問題と一緒にされたくないのもわかります。あのとき戦争が終わらなければ、今ユダヤという民族は存在していなかったかもしれない。
アーレントの強さには感銘を受けましたが、彼女の友人たちの「弱さ」も心に残りました。
ナチスによる迫害を逃れた女性学者の話だけども、悲劇を見せつけるわけではなく、根本的な問題に迫る物語。自身も過酷な経験をしながらも、周囲や情に左右されず自らの考えを突き詰めていく強さ。観客に媚びない映画だった。
小森

小森の感想・評価

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最後の講義シーンがかっこよかった。不機嫌そうにタバコをふかす姿も良い。
shurin

shurinの感想・評価

3.7
ストーリーはわかるが教養不足を感じるぜ
國分先生の本を読んで、アーレントが気になったので見ました。
np

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2.8
少し難しかったけれど、ナチス時代のことが知れたりしたからとても良かった。
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