みおこし

ジーア/悲劇のスーパーモデルのみおこしのレビュー・感想・評価

3.2
若き日のアンジーが、実在のモデル、ジア・キャランジを演じた伝記物。テレビ映画らしいけど、体当たり演技の連続で、とてもテレビで放映されたとは信じがたい...。
半分以上ヌードで出てきてるのでは?と思うくらい、アンジーが美しい裸体を見せてくれます(笑)。

フェイ・ダナウェイが彼女を見初めた実在の先輩モデルを演じていたり、子供時代のジーアをミラ・クニスが演じていたり、豪華スターが結構出ていてびっくり!!
ドキュメンタリー形式を取っていて、ジーアを知る人たちが彼女の思い出を回想する形になってます。

アンジーの演技力は約20年前から突出していたんだなと改めて実感。
脆い不安定なジーア役は『17歳のカルテ』の時の役柄になんとなく印象が似てますね。

『シド&ナンシー』とかもそうですが、薬物で身を滅ぼしてしまったりする人の映画は観ていて本当に辛くなるというか、心が痛みます。
身近なものではないからこそ、彼らの心中は全く分からないけれど、内面からにじみ出る彼らの痛みは真に迫っているなと。
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