前作で、ロスのストリートレースの世界で潜入捜査に成功するも、その中心人物を逃がした主人公・ブライアン。
警官を辞め、フロリダの裏レース界で名を馳せる彼が、ふたたび潜入捜査を依頼される。
チューンナップされたアメ車、日本車が多数登場する迫力のカー・アクション・ムービー。
『ワイルド・スピード』シリーズの第2弾です。
アメリカ映画だけど、日本を代表するスポーツカーが爆音ならしてぶっちぎるカーアクション。
今回はヴィン・ディーゼルは登場せず、前作で若干影の薄かったポール・ウォーカーが主役です。
前作で警官だった主人公は今やストリートレーサーになってるけど、警官に捕まって強制的に麻薬組織に潜入捜査させられるって話。
前作よりも上回るドライビングシーンなどが堪能できる。
とはいえ、マシンパワーとラッキー優先で、テクニカルな部分は少ない。
おかげで『頭文字D』のような解説も必要なく、頭空っぽにして楽しめる。
ヒット作の続編としてはめずらしく前作とほとんど接点が無い。
ポール演じる主人公と警察の方々くらい?
ストーリーは、前作で警官を辞職した主人公がまた潜入捜査に協力するという似たようなストーリーなのだが、内容は前作とはかなり違っていた。
前作では潜入捜査は1人で行っていたが、続編では相棒とコンビを組んで潜入捜査を行うのだ。
このコンビがまた楽しい。
そのため前作よりストーリーは面白くなっていると感じた。
前回はドラッグレースがメインでしたが、今回はストリートレースがメインです。
車がさらにドレスアップされておりかっこいい。
突っ込みどころ満載だけど、おばかアクションエンターテインメント映画なのだからそれを言うのは野暮。
HIPHOPとかぶるであろう、アメリカの郊外型有色人種低所得者層の文化・風俗が学べる。
音楽もお洒落にまとまっているので、映画をBGMとしてかけていてもGOOD。
何より主演のポール・ウォーカーがいいですね。
かっこいいし、でも気取ってないし、無邪気な少年のようなところもいい。
そして何より映画を楽しんでるのが伝わります。
ポール・ウォーカーの死去が本当に残念に思った。
ヒロインのエヴァ・メンデスも無駄にエロくてよかったです。
ただ、ラスボスが弱すぎて盛り上がりにかける部分もありますが。
ストーリーを深く考えるような映画じゃないし、気軽に観てノリノリになれるイイ映画です。
車が好きな人にはたまらない映画だろうが、単純にアクション映画が好きな人でもすんなりと観ることができる。
わりとアッサリ終わっちゃうけど、後味さっぱりで観やすい1作だと思います。